ビー・エム・ダブリューは2025年9月24日、電気自動車「BMW iX」の新型モデル(一部改良)の注文受付を全国のBMW正規ディーラーで開始したと発表しました。納車は11月からを予定しています。
新型BMW iXは2つのグレードを展開します。「BMW iX xDrive60 M Sport」は日本で販売中のBMW電気自動車で最長となる一充電走行距離723kmを実現しました。「BMW iX M70 xDrive」はBMWモデル最強となるシステム・トータル最大トルク1015Nm(ローンチ・コントロール作動時は1100Nm)を発生し、0-100km/h加速は3.8秒を記録します。
BMW iXは2021年に初代モデルが登場したSAVベースの次世代電気自動車です。大型リチウムイオンバッテリーを搭載して長距離走行を追求しています。初代モデルは2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーで10ベスト・カーと「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

今回の新型モデルでは、内外装デザインをさらに洗練。BMW iX xDrive60にはBMW iX初となるMスポーツ・パッケージを採用し、よりスポーティな印象を演出しています。

パワートレインについて、BMW iX xDrive60は前輪に最高出力258PS(190kW)、後輪に313PS(230kW)の電気モーターを配置したAWDモデルです。システム・トータル最高出力は544PS(400kW)、最大トルクは765Nmで、0-100km/h加速は4.6秒を実現します。電池容量は60.6Ah/111.5kWhです。
BMW iX M70 xDriveは前輪に258PS(190kW)、後輪に489PS(360kW)の電気モーターを搭載します。システム・トータル最高出力は659PS(485kW)で、同じく電池容量は60.6Ah/111.5kWh、一充電走行距離は602kmとなっています。

エクステリアデザインでは新しいバンパー・デザインや各所のブラック・パーツによりスポーティさを強調し、縦型4灯のデイ・ランニング・ライトとBMWアイコニック・グローでシャープな印象を演出。インテリアはMスポーツ・インテリアと新設計のMマルチファンクション・シートを採用し、ヴェガンザとマイクロ・ファイバー素材でホールド感を向上させました。
運転支援システムでは、BMW初となる国土交通省認可の「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」を搭載しています。音声コマンド「OK, BMW」での車両操作、Apple CarPlay対応、BMWデジタル・キー・プラスの標準装備により、スマートフォンやスマートウォッチでの車両操作が可能です。

メーカー希望小売価格は、BMW iX xDrive60 M Sportが1498万円、BMW iX M70 xDriveが1966万円(いずれも消費税込み)に設定されています。
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BMW iX M70 xDrive Gallery