メルセデス・ベンツ日本は、2025年10月29日から開催される「ジャパンモビリティショー2025」への出展概要を発表しました。Mercedes-AMG初の完全電気自動車となる「CONCEPT AMG GT XX」をはじめ、複数のEVを日本で初公開します。
今回の目玉となる「CONCEPT AMG GT XX」は、最高速度360km/h超を誇る4ドアセダンのコンセプトカー。高電圧バッテリーは完全新開発で、AMG ONEとフォーミュラ1の経験を活かし、850kW超の平均充電出力を実現。5分間の充電で約400kmの航続距離を回復でき、充電後すぐにフルパワーでの走行が可能。2025年8月には、イタリアのナルド・テストトラックで24時間に5479kmを走行し、電気自動車の24時間走行距離記録を更新するなど、合計25の長距離記録を樹立しました。市販モデルは2026年の発売が予定されており、現行のAMG GT 4ドアクーペの電動後継モデルとなる見込みです。

「Vision V」は、メルセデス・ベンツが2025年4月に上海モーターショーで発表したプレミアムラグジュアリーバンのコンセプトカーで、2026年の市販を予定しています。インテリアには65インチの4K解像度シネマスクリーン、42スピーカーのドルビーアトモスサラウンドサウンドシステムを搭載し、リクライニングシートはベッドになり、プライベートジェットのような快適性を提供します。航続距離は500kmと発表されており、シングルモーターとデュアルモーターの両方の設定が用意される予定です。

新型CLAは、メルセデス・ベンツの新しいMMA(Mercedes Modular Architecture)プラットフォームを採用した最初のモデルで、800ボルトの電気アーキテクチャーを特徴としています。
85kWhのバッテリーを搭載し、CLA250+は268馬力の後輪駆動、CLA350 4MATICは349馬力の全輪駆動を設定。最大320kWのDC急速充電に対応し、10分間の充電で約300kmの航続距離を回復できます。最大航続距離は792kmで、2025年秋に米国で発売予定です。

新型GLCのEV版は、専用のMB.EA(Mercedes-Benz Electric Architecture)プラットフォームを採用した最初のモデル。94.5kWhのバッテリーパックを搭載し、デュアルモーターで最高483馬力を発揮します。800ボルトのアーキテクチャーを採用し、最大320kW超のDC急速充電に対応。約650kmの航続距離を実現し、AI駆動のMB.OSオペレーティングシステムを搭載、ChatGPT、Bing、Google Geminiなど複数のAIアシスタントを統合しています。2026年後半に米国で発売予定です。

メルセデスベンツ日本では、一般公開日のチケットが当たる「Japan Mobility Show 2025 チケットプレゼントキャンペーン」が10月7日まで実施されています。