北米トヨタ(トヨタモーター・ノースアメリカ)は2025年10月22日、2026年モデルのトヨタbZバッテリー電気自動車について、充電インフラの大幅な拡充を発表しました。新型車は今月から全米のディーラーで販売が開始されます。
2026年モデルのbZシリーズは、NACS(テスラが開発した北米充電規格)インレットを標準装備し、プラグアンドチャージ機能を搭載。これにより、ドライバーはテスラのスーパーチャージャーネットワークを含む、2万5000基以上の充電プラグを利用できるようになります。従来のIONNA、ChargePoint、EVgoといった充電ネットワークに加え、テスラの充電網が使えることで充電の選択肢が大幅に広がります。
プラグアンドチャージ機能により、トヨタアプリで一度設定すれば、充電器にプラグを差し込むだけで自動的に充電が開始されるようになります。テスラのスーパーチャージャーが最初にこの機能に対応し、他の充電ネットワークも順次対応予定です。
また、2026年モデルには、従来のSAE J1772およびCCS充電ステーションで使えるアダプターが標準装備。11月からは2023年から2025年モデルのbZ4Xオーナーに対しても、ディーラーから無償でNACS充電アダプターが提供されます。
さらに米国トヨタは、Apple CarPlay経由でApple マップの電気自動車ルート案内機能のサポートも開始しました。2023年以降のすべてのトヨタバッテリー電気自動車で利用可能で、バッテリー残量や標高変化を考慮して最適な充電スポットを案内するとしています。