日産自動車と東風汽車の合弁会社である東風日産は2026年4月8日、中国市場向けの中大型SUV「NX8」を正式に発売しました。純電気自動車(BEV)を主軸に、レンジエクステンデッド電気自動車(REEV)モデルも設定されており、期間限定の開始価格は14万9900元(約310万円)に設定されています。
NX8は「ティエンイェンアーキテクチャー2.0」をベースに開発された5人乗りSUVです。ボディサイズは全長4870mm・全幅1920mm・全高1680mm、ホイールベースは2917mmとなっています。室内有効高1285mm、後席膝部空間760mmを確保しており、フロントトランク容量は95L(BEVモデル)、リアラゲッジスペースは最大773Lとなっています。

パワートレインはBEV・REEVの両モデルとも800Vシリコンカーバイドプラットフォームを採用しています。BEVモデルは最大81kWhのCATL製リン酸鉄リチウムバッテリーを搭載し、CLTCモードでの航続距離は最大650kmです。最大463kWの超急速充電に対応しており、充電残量10%から80%まで約12分での充電が可能です。モーターの最高出力は250kWとなっています。

REEVモデルは1.5リッター直列4気筒ターボエンジン(最高出力109kW)と250kWの電気モーターを組み合わせた構成で、最大43.2kWhバッテリー搭載モデルでは総合航続距離が1450kmに達します。
運転支援システムにはライダーを含む29個のセンサーを搭載し、東風日産と自律走行技術企業モメンタが共同開発した強化学習型モデルを採用しています。高速道路・市街地でのナビゲーション・オン・オートパイロット(NOA)や自動駐車に対応。

車内ディスプレイは15.6インチのデュアルディスプレイ、10.25インチのインストルメントクラスター、63インチのARヘッドアップディスプレイで構成されています。インフォテインメントシステムはクアルコムの「Snapdragon 8295P」チップで動作する「ニッサンOS 2.0」を採用し、音声AIにはアイフライテックのSparkとDeepSeek-R1モデルが統合されており、普通語・広東語・四川語の音声コマンドに対応しています。
音響システムはドルビーアトモス対応の25スピーカー(2000W・7.1.6.2ch)仕様で、冷暖両対応(マイナス6℃〜55℃)の6.33L車載冷蔵庫も装備。




ボディ構造には高張力鋼の比率70%超、車体ねじり剛性4万4100N・m/deg、2000MPa級の高強度Aピラーを採用。エアバッグは7つを搭載します。
グレード構成は全7種類で、REEVは3グレード(14万9900元〜16万9900元、約310万〜350万円)、BEVは4グレード(14万9900元〜19万9900元、約310万〜415万円)となっており、日産自動車にとって中国の新エネルギー車市場における重要な戦略モデルと位置づけられています。


