メルセデス・ベンツは、2025年7月15日、「CLA シューティングブレーク with EQ Technology」を欧州で発表しました。同社初のBEVワゴン(シューティングブレーク)です。新型CLAの発表から数週間後の投入となります。
新型車はBピラーまではCLAサルーンと同一のデザインを採用し、それ以外がワゴン特有の形状となっています。車両はスポーティなシャークノーズデザインと、低いグリーンハウスが特徴です。
新型車は全長4723mm、全幅1855mm、全高1469mm、ホイールベース2790mmで、前モデルと比較して全長35mm、全幅25mm、全高27mm、ホイールベース61mm拡大されています。室内は、2列目シートでCLAサルーンより26mm多いヘッドルームを確保。前席では14mmのヘッドルーム増加と11mmのレッグルーム拡大を実現しました。後席乗員のヘッドルームは7mm向上しています。

WLTP基準での航続距離は最大761kmです。10分間の充電で310km(WLTP)の走行が可能としています。ラゲッジルーム容量は455~1290L、フロント部分に101Lの追加容量を設けました。


牽引能力は後輪駆動で最大1500kg、全輪駆動で最大1800kgです。シートは40:20:40比率で折りたたみ可能で、電動テールゲートを標準装備。フロントパネルには142個のLEDを配置し、オプション機能追加でパノラマガラスルーフは10~20ミリ秒で透明度を変更できます。ルーフには158個の星を配した照明機能を搭載しています。

リアライトには星形デザインを採用し、ライトストリップで接続されています。オプションのMULTIBEAM LEDヘッドライトとライトストリップとの組み合わせで、新しいCLAファミリーの統一されたデザインアイデンティティを表現しています。



欧州市場での発売は2026年3月を予定。同社は2012年にCLS シューティングブレーク、2015年に初代CLA シューティングブレークを投入した歴史がありますが、EVワゴンの投入は今回が初めてとなります。