テスラの新型モデルYが、カモフラージュなしで走行する姿が目撃されています。テキサス州オースティン、ギガテキサス周辺で複数の目撃事例が報告されています。
これは、通称「モデルY スタンダード」と呼ばれる廉価モデルで、現状のモデルYと比較して、シンプルな装備・スペックで販売されると見られています。
これを裏付けるように、テスラの公式Xも2件のポストを投下。まずは、ホイールが回転する映像の後に「10/7」という表示が出現するもの。
続いては、ヘッドライトの光源だけが見える映像。
これらの情報から推測すると、「モデルYの廉価版が間もなく発売」と結論づけることが可能なようです。
アメリカでは、9月30日にEV購入時の連邦税額控除が終了しました。かつて最大7500ドル(約112万円)の控除が提供されていましたが、いま、EVを販売するメーカーはこのメリットを受けられない新規顧客に対して何らかの対応を行う必要性に迫られています。この廉価版モデルYは、この状況についてのテスラの回答と考えていいでしょう。
それでは具体的に、廉価版は既存のモデルYとどこが違うのか? 業界アナリストによる予測は、以下のとおり。
・ヘッドライト形状(一体型のデザイン。サイバートラック風のライトバーは非搭載)
・ガラスルーフなし
・ホイールは18インチ
・シート素材は布地(ビーガンレザーは否採用)
・後席スクリーン非搭載
などが、主な相違点として上げられています。
また、この廉価モデルは、現行モデルより5000ドルから1万ドル程度安価になると予測されています。これにより、税額控除なしでも、テスラの人気車種モデルYがこれまでと同等の金額で購入できるようになります。
詳細は、明日10月7日(北米時間)の正式発表で明らかになるでしょう。走行出力や電力周りのスペックは現行モデルとどの程度のギャップが設けられるのか、注目されるところです。


