ビー・エム・ダブリューは2025年10月22日、現在販売中の大部分のBMWおよびMINIモデルにおいて、車内モニターで動画配信サービスが視聴可能になると発表しました。動画視聴が可能となるのは、停車中限定です。
新たに導入される「Video」アプリでは、Disney+、Hulu、TVer、U-NEXT、WOWOWオンデマンドの5つの動画配信サービスが利用可能です。車内のコントロール・ディスプレイまたはiDriveコントローラーを使って操作します。
このシステムには、Xperi社の「DTS AutoStage™ Video Service Powered by TiVo™」が採用されており、複数の動画配信サービスを横断的に検索することが可能です。

対象となるのは、BMWの14シリーズ(電気自動車を含む)とMINIの5モデルです。2025年7月以降に生産された対応ソフトウェアを搭載した車両が対象となり、2025年11月下旬より順次利用可能になります。
具体的な対象車種には、BMW 1シリーズ、2シリーズ グラン クーペ、3シリーズ、4シリーズ、5シリーズ、7シリーズ、X1、X3、X5、iX、i4、i5などが含まれています。
サービスを利用するには、対応する車両ソフトウェアが必要です。OSのバージョンによっては、BMW コネクテッド・ドライブの有料プラン「スタンダード」または「プレミアム」への加入が必要になる場合があります。別途、各動画配信サービスのアカウントも必要となります。
この分野では、テスラが既に車内での動画配信サービスを提供しており、NetflixやYouTube、Disney+などが視聴可能です。BMW、MINIは、日本国内の動画配信プラットフォームを多く採用しているところが特徴です。