トヨタの電動SUV「bZ4Xツーリング」が、ノルウェーで販売開始となりました。トヨタ・ノルウェーの公式サイトでは、好みに合わせた仕様の仕上がりイメージや見積もり金額が確認できるコンフィギュレーターが公開されており、FWD(前輪駆動)モデルが52万1500ノルウェークローネ(約730万円)から、AWD(全輪駆動)モデルが57万ノルウェークローネ(約800万円)から、上位グレード「エグゼクティブ」が62万6000ノルウェークローネ(約877万円)からという価格設定です。
bZ4Xツーリングは、2025年5月15日にトヨタが欧州で発表したモデルで、既存のbZ4Xをベースに全長を140mm、全高を20mm拡大したロングボディの電動SUVです。トヨタ欧州の公式プレスリリースによると、全長4830mm、全高1670mm、ホイールベース2850mmで、荷室容量は標準モデルから33%増(148リットル増)の600リットル。WLTPモードの航続距離は最大560kmとされています。40:60分割可倒式リアシートを備え、ルーフレールには最大70kgの積載が可能です。

パワートレインは、FWDモデルが最高出力165kW(224馬力)、AWDモデルが280kW(380DIN馬力)です。AWD仕様はトヨタのBEVとして最もパワフルなモデルとなります。駆動系にはSiC(シリコンカーバイド)半導体を採用した新型eアクスルが搭載されており、高効率化と軽量化を実現しています。いずれも74.7kWhのリチウムイオン電池を搭載し、グレードに応じて11kWまたは22kWの車載充電器を装備。DC急速充電は最大約150kWに対応し、バッテリーには水冷システムとプレコンディショニング機能が搭載されています。
外装は、ブラック仕上げのオーバーフェンダー、ルーフレール、専用デザインのリアバンパーとLEDコンビネーションランプにより、標準のbZ4Xとは異なるアウトドア志向のデザインです。欧州仕様には新色ブリリアントブロンズが設定されます。
室内は14インチマルチメディアディスプレイとデュアルワイヤレス充電パッドが標準装備で、インテリアカラーには新色シティモスが用意されます。ナビゲーションシステムにはBEV専用のルート案内機能が搭載され、バッテリー残量と残り航続距離に基づいた充電ステーションの推奨ルートを提示します。

ノルウェーはEV販売比率が90%を超える世界有数のEV先進市場です。2025年1月にはbZ4Xがノルウェーで最も売れたEVとなっており、bZ4Xツーリングはアーバンクルーザー、C-HR+、bZ4Xに続くトヨタのBEVラインアップ4車種目として、BからDセグメントまでの電動SUVカテゴリーをカバーする体制が整います。なお、同じe-TNGAプラットフォームを共有する北米向けモデルは「bZウッドランド」の名称で2月17日に発表されており、3月から米国での納車が始まる予定です。
日本市場では「bZ4X ツーリング」として2026年春の発売がトヨタ公式ニュースルームで予告されています。日本仕様の詳細なスペックや価格は現時点で公式には発表されていません。

