テスラは現在、世界でもっとも売れているEVである「モデルY」の刷新に取り組んでいます。「ジュニパー」と呼ばれる新型モデルYは、2025年に世界中で販売される予定です。
このほど、ロイターが「2人の関係者の話」として報じたところによると、テスラはモデルYの6人乗りモデルを中国市場向けに生産する計画があるとのことです。
北米では、モデルYは5人乗りのほかに7人乗りのオプションを選ぶことができますが、2-3-2レイアウトの3列目は非常に窮屈で、特に頭上のスペースが十分ではなく、頭がガラスルーフに当たってしまいがち。あくまで補助的なシートです。
モデルYは中国で最も売れている車種で、2024年1〜6月の販売台数は20万7800台でしたが、BYDの「シーガル」に猛追されており、ライバルに対抗して新たな付加価値を追加する必要があるのかも知れません。
ちなみに、テスラの大型SUVである「モデルX」には5人乗り、6人乗り、7人乗りの3タイプが用意されており(Plaidは6人乗りのみ)、フレキシブルなシート構成の車両生産に実績があることも事実です。
写真提供元:Tesla, Inc.