アウディは、同社のEV「A6 e-tron」において、エンブレムが光るイルミネーションロゴを、ボディリア面に採用したことを発表しました。
同社のリア照明開発責任者であるステファン・シュタウダッハー氏と、ライティングデザイナーのクリストフ・ホイシンガー氏によると、この機能の開発にはいくつもの技術的課題があったとのこと。特に、昼夜問わず完璧な品質感を表現することと、他のリアライトとの調和を実現する最適な赤色の開発に注力したといいます。
開発後期には、フロントとリアのリングを暗色化したブラックスタイリングパッケージの追加により、スポーティな外観と高級感の両立という新たな課題にも直面。両部門の綿密な協力により、これらの課題を克服したとしています。
ユーザーは、好みに応じて異なるデジタルライトシグネチャーを選択可能。さらに、スマートフォンからリモートでライトをコントロールすることもできます。
シュタウダッハー氏は「デザインチームとの密接な協力により、魅力的で革新的な照明システムを実現できた」とコメント。ホイシンガー氏も「高度に技術的な要素を感情に訴えかける形で具現化できた」と述べました。
メイン画像:アウディの照明デザイナー、クリストフ・ホイシンガー氏とA6 e-tronの「光るリングロゴ」