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テスラオーナーズクラブジャパン(TOCJ)に、テスラオーナーの状況と2025年の展望について聞いてきました

2025 2/21
テスラ&イーロン・マスク
2025年2月21日
サイバートラックも展示された「TOCJ2024全国ミーティング」

日本唯一のテスラ公認オーナーズクラブTOCJ

 テスラのオーナーによって運営される「社団法人テスラ・オーナーズ・クラブ・ジャパン(TOCJ)」は、日本唯一のテスラ公認オーナーズクラブで、2025年2月現在、約2200名の会員が加入しています。TOCJは、SNSでの情報発信を強化する一方で、Facebookグループでの深い情報共有も継続しており、登録会員以外にも多くのフォロワーを抱える組織へと成長しています。

 今回EVcafe編集部は、TOCJの安川洋理事長とイベント等の運営に携わる安東真太郎理事に、2025年のTOCJの予定と今後の展望についてお聞きしました。

TOCJの安川洋理事長(右)とイベント等の運営に携わる安東真太郎理事(左)
TOCJの安川洋理事長(右)と安東真太郎理事(左)

 安川理事長はTOCJの現状について「最近は自主的な活動が活発化し、会員同士での情報交換や独自のイベント開催なども増えています」と、コミュニティの発展を実感しているようです。

 また、TOCJはテスラジャパンとも良好な関係を構築。各種イベントでの相互協力や、ユーザーからテスラジャパンへの要望の橋渡し役として機能しています。

 中でも注目されているのは、テスラジャパンの「インフルエンサープログラム」。これはTOCJの安東理事の提案がきっかけとなって始まった取り組みで、テスラオーナーの中から影響力のある方々を選定し、新製品発表会やテスト走行などの機会を優先的に提供する仕組みです。参加者は自己負担で動画制作や情報発信を行い、テスラの魅力を広く伝える役割を担っています。

 実際、1月に実施されたモデルYジュニパーのお披露目では、このプログラムのメンバーが新宿のテスラショールームに招待され、いち早く新モデルを体験。その様子は各種SNSで発信され、大きな反響を呼びました。

 安川理事長は「従来の自動車メディアがテスラをなかなか取り上げない中で、オーナー目線での情報発信は非常に重要な役割を果たしています」と評価しています。

新宿のテスラショールームで実施されたジュニパーことニューモデルYのお披露目イベント
新宿のテスラショールームで実施されたジュニパーことニューモデルYのお披露目イベント

日本全国からテスラオーナーが集う「TOCJ全国ミーティング」

 2024年の活動を振り返りもっとも印象的だったのは、愛知県蒲郡市で開催された第3回目の「TOCJ全国ミーティング」です。広大な会場に多くのオーナーが集まり、レストランやショッピングエリアも完備された会場(複合リゾート施設「ラグーナテンボス」)での、充実したイベントとなりました。安川理事長も「ヨーロッパでの同様のイベントと比較しても、参加者数や内容の充実度では引けを取らない規模でした」と振り返ります。

愛知県蒲郡市の「ラグーナテンボス」で開催された第3回目のTOCJ全国ミーティング
愛知県蒲郡市の「ラグーナテンボス」で開催された第3回目のTOCJ全国ミーティング
 「TOCJ2024全国ミーティング」へ参加者したオーナー全員での記念撮影
「TOCJ2024全国ミーティング」へ参加者したオーナー全員での記念撮影

 2025年の全国ミーティングは、6月29日にパシフィコ横浜での開催が決定しています。現在、具体的なプログラムを検討中。安川理事長は「スポンサー募集や、昨年参加された方々への声かけなど、準備を進めている段階です。パシフィコ横浜での開催は会場費用などの課題もありますが、会員の皆様にとって価値のあるイベントにしたい」と意気込みを語りました。

ツアーやイベントで海外と繋がるTOCJ

 また、2025年1月には、テスラ工場見学ツアーを実施。抽選で選ばれた10名のTOCJメンバーが渡米し、テキサスでのギガファクトリーツアーに参加しました。ツアー参加者たちは、サイバートラックとモデルY、モデル3の3台をレンタル。スペースXのロケット発射場として知られるテキサス州ボカチカ(スターベース)へのロングドライブなど、現地での移動で最新の自動運転(FSD)を実体験しました。

 安東理事は「人工知能による運転の完成度の高さに衝撃を受けました。特に交差点での右左折や、車線変更など、人間のドライバーと遜色ない動きを見せる場面が印象的でした。これは間違いなく自動車の未来を示すものですね」と、TOCJの米国ツアーで体験した印象を語りました。

テスラ工場見学ツアーでは、スペースXのロケット発射場として知られるテキサス州ボカチカへロングドライブ
テスラ工場見学ツアーでは、スペースXのロケット発射場として知られるテキサス州ボカチカへロングドライブ

 2025年、次の大きなイベントは、2月22〜23日にマレーシアのクアラルンプールで開催される「Tesla Takeover Asia」への参加です。TOCJから安川理事長ほか数名が参加予定のこのイベントは、テスラオーナーズシリコンバレー(TOSV)の会長として有名なジョン・ストリンガー氏らも参加するアジア最大のテスライベントとして注目を集めています。会場となるのは、アミューズメントパークを併設した広大な施設で、テスラオーナーとその家族が楽しめる企画が満載です。22日夜には100台規模のライトショーも予定されています。

マレーシアで開催される「Tesla Takeover Asia」
マレーシアで開催される「Tesla Takeover Asia」をTOCJも支援

 国内における今後のTOCJの取り組みとしては、テスラ試乗会の拡充が計画されています。安川理事長は「EVの良さは、実際に乗って体験することでしか伝わらない部分が大きい。特に交差点での発進や、高速道路での走行など、ガソリン車とは全く異なる乗り味を体験してもらいたい」と意気込みを語りました。

日本のEV普及促進とテスラの認知度向上を担う存在へ

 日本のEV市場において、テスラの2024年の販売台数は約5600台と推測されています。それほど多くないねと思う方もいらっしゃるでしょうが、新宿をはじめとした現在の15カ所のテスラストアで考えると、1店舗あたりの月販売台数は約31台。これは決して悪い数字ではありません。これらをもとに安川理事長は「日本市場でのテスラの認知度にはまだまだ伸びしろがある」と分析しています。

 特にテスラの課題として指摘されるのが、従来のマスメディアでの露出の少なさです。「ネットやSNSでの情報は充実していますが、それでは、全体の2〜3割の層にしかリーチできていない。残りの7割の人々は、まだテスラという存在自体をよく知らない状況です」と安川理事長は指摘します。

 一方で、日本のEV市場全体を見渡すと、テスラ以外のEVメーカーの技術面での遅れも気になるとのことです。特にバッテリーマネジメントや自動運転技術において、テスラの先進性は際立っています。「日本のメーカーはまだEVを本気で作ろうとしていない。これこそが大きな課題です」と安川理事長は危機感を示しています。

 そんなEV市場の中、TOCJは、テスラオーナーによる情報共有の場としてだけでなく、日本のEV普及を推進する重要な存在として、さらなる活動の拡大を目指しています。2025年は、その新たな挑戦の年となりそうです。会員数の着実な増加、イベントの充実、そして何より、より多くの人々にテスラやEVの魅力を伝えていくことを目標に、TOCJの挑戦は続いていきます。

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テスラ&イーロン・マスク
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