日野自動車は18日、10月30日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」に出展すると発表しました。燃料電池大型トラックに自動運転レベル4相当の技術を搭載したコンセプト車や、小型電気トラックの新モデルなど6台を展示します。

自動運転技術では、9月17日に発売を発表した燃料電池大型トラック「プロフィア Z FCV」に自動運転レベル4相当のデバイスを装着したコンセプト車を参考展示します。自動運転レベル4は特定条件下で完全無人運転が可能なシステムで、高速道路での幹線輸送を想定しています。

小型電気トラック「デュトロ Z EV」をベースとした地域移動向けコンセプト車「ポンチョドット」も初展示されます。自動運転技術を搭載し、買い物や送迎、物流などでの利用を想定しています。
電気自動車分野では、2026年夏頃発売予定の「デュトロ Z EV」新モデルを展示します。現行モデルは2022年6月の発売以来1600台以上を販売しており、新モデルではバッテリー容量の増加による走行距離の延長を図ります。床下自動充電システム「CUBE-LINX」にも対応します。

同社は10月24日に燃料電池大型トラック「プロフィア Z FCV」を発売予定としています。国内トラックメーカーとしては初の量産型燃料電池車となります。
展示では車両のほか、AIを活用したバス運行支援システムやごみ収集業務効率化サービスなども紹介されます。展示車両はすべて搭乗体験が可能です。
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