シャープは、2025年10月30日から11月9日まで東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー 2025」において、電気自動車のコンセプトモデル「LDK+」の第2弾を初公開します。同EVは、停車時の活用に焦点を当て、リビングルームの拡張空間としての利用を提案する車両です。
今回のモデルは、台湾のフォックスコンが製造するEV「モデルA」をベースに開発。シャープは昨年9月に同コンセプトの第1弾を発表しており、今回はコンセプトを維持しながら小回りの利く車体サイズと快適な室内空間の両立を図ったとしています。
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車内には運転席と助手席の間にテーブルとプロジェクターを備えたコンソールボックスを配置。運転席を後方に回転させることで後部座席と対面する配置が可能となり、リビングのような空間を作り出せます。後部座席上部にはスクリーンが設置され、シアタールームやリモートワーク空間としての活用を想定しています。

技術面では、シャープ独自のAI技術「CE-LLM」やAIoT技術、センシング技術を統合。AIoTプラットフォームを通じて、キッチン、空調、ランドリーなど住宅内の家電製品と車両が連携し、AIが生活パターンや好みを学習する仕組みです。さらにV2Hシステムにも対応し、太陽光発電や住宅用蓄電池と組み合わせたエネルギーマネジメントの実現を目指しています。

