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映画「ワイルド・スピード」のマッスルカー、ダッジ・チャージャーにEVが! 最大670馬力、0-96km/h加速は3.3秒

2024 3/07
海外ニュース
2024年3月7日
メインカットの、2024ダッジ・チャージャー・デイトナ

 2024年3月5日、ステランティスのダッジは、世界初で唯一の電動マッスルカーとするブランド初のBEVを含む、新型「ダッジ・チャージャー」を発表しました。

 ダッジの代表するモデルであるダッジ・チャージャーは、映画「ワイルド・スピード」シリーズの主人公“ドミニク・トレット”の愛車としても知られています。2023年には実際の撮影で使われた1970ダッジ・チャージャーが、映画「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」の公開に合わせて日本全国ツアーを行い話題を呼びました。

 そんな車好きたちが愛する象徴的なマッスルカーもついにEV化。ダッジが「世界で最も速く、最も強力な、世界初で唯一の電動マッスルカー」と称するだけあって、そのEVモデルのスペックは迫力ある仕上がりとなっています。

 新型ダッジ・チャージャーのEVは、「デイトナ スキャットパック」「デイトナ R/T」の2モデル。デイトナ スキャットパックは、最大670馬力、0-60mph(約96km/h)加速は3.3秒、1/4マイルを11.5秒で走破する見込で、デイトナ R/Tは最大496馬力のパワーとなります。

 これらのEVは、プラットフォームにはステランティスの「STLAラージ」プラットフォームを採用。このプラットフォームよって、搭載可能バッテリー容量、充電効率、車両運動性能、オフロード走行などで高い性能が実現しています。

 全電動、全輪駆動の新型ダッジ・チャージャーは、V型8気筒並みの性能を発揮する400V推進システムで駆動します。このシステムには、高電圧バッテリーパック、デュアル統合充電モジュール、フロントとリア両方の電気駆動モジュール(EDM)が組み込まれていて、フロントとリアのEDMは、3-in-1アーキテクチャ(インバーター、ギアボックス、モーター)を備えており、それぞれ335馬力(250kW)のパワーを持っています。

 新型ダッジ・チャージャーには、40馬力のパワーショットモード、ドラッグ、トラック、ドリフト、ドーナツモード、305のフロントタイヤと325のリアタイヤを備えた20インチホイール、ダッジ車両で最大のブレーキパッケージ、デュアルバルブセミアクティブサスペンション、レースの種類によってバッテリーの温度を調整する”レース準備機能”、ラインロック、ローンチコントロールなどが備わっいています。

 モード設定は、オート、エコ、スポーツ、ウェット/スノー、トラック、ドラッグ(チャージャー・デイトナ スキャットパックの標準設定として利用可能)など、シチュエーションに合わせたドライブモードを選ぶことができます。トラックモードは、滑らかで乾燥した路面で最大の車両性能能力を生み出し、ドラッグモードは、ドラッグレースにおける最適なスタートと直線加速を生み出します。レースの後には、ドライバーはドライブエクスペリエンスレコーダー(DxR)を使用することで、ドラッグレースやサーキットレースの記録を映像や音声で分析することもできます。

 ダッジ・チャージャー・デイトナR/Tの航続距離は510km以上、より高性能なデイトナ スキャットパックは418kmの航続距離を実現する見込みです。両車両とも、CCSのDC急速充電器を使用すると20%から80%の充電状態まで27分強で充電でき、推定充電容量は、350kWの急速充電器を使用した場合、デイトナR/Tが1分あたり約16km、デイトナ スキャットパックが1分あたり13km程度走行可能となります。

 全電動の2024ダッジ・チャージャー・デイトナ スキャットパックと2024ダッジ・チャージャ・ デイトナR /Tの2ドアクーペバージョンは、2024年半ばに生産を開始。全電動4ドアのデイトナ スキャットパックとR/Tモデルの生産は2025年第1四半期に開始される予定です。

2024 Dodge Charger Daytona Galleries

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2024ダッジ・チャージャー・デイトナ スキャットパックの走行動画
海外ニュース
ステランティス ダッジ チャージャー ワイルド・スピード
メインカットの、2024ダッジ・チャージャー・デイトナ

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