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EV充電器市場に大手建材メーカー「LIXIL」 が進出! 住宅に調和するEV充電器とは?

 電気自動車(EV)の普及が進む中、ライフスタイルを考慮した自宅充電の環境整備は重要な課題の一つになっています。この度、建築材料・住宅設備機器業界最大手のLIXIL(リクシル)が、住宅の外観に調和するデザインの「EV充電器」と「EVコンセントポール」を2024年3月1日より発売すると発表し、注目を集めています。

 LIXILが今回発表した製品は、一戸建て住宅を所有するEVオーナーのニーズに応えるもの。同社は、自宅での充電設備が不可欠であるとの考えから、他のエクステリア製品とのコーディネートが可能な充電設備を開発しました。

 新たに登場するEV充電器は、充電ケーブルを本体に内蔵しており、使用時にはコネクタを車に接続するだけで充電が開始できる利便性の高い設計となっています。充電能力は、より高速な6kWタイプと標準的な3kWタイプの2種類が用意され、ユーザーのニーズに合わせて選択が可能です。

3kWタイプ(左)と 6kWタイプ(右)
3kWタイプ(左)と 6kWタイプ(右)

 デザイン面では、本体カラー1色とポールカラー6色のラインナップが用意され、住宅の外観や庭の雰囲気に合わせた組み合わせを選ぶことができます。さらに、LIXILのデザイナーズパーツである枕木材や機能門柱との組み合わせも可能で、統一感のある外構デザインを実現できる点が特徴です。

枕木材との組み合わせ(左)と 機能門柱への取付け(右)
枕木材との組み合わせ(左)と 機能門柱への取付け(右)

 一方、EVコンセントポールは、車載の充電ケーブルや所有者が別途購入した充電ケーブルを使用するEV・PHEV充電用のコンセントを備えたポールです。設置場所の自由度が高く、制御器ホルダやコネクタホルダなどのアクセサリーも取り付けられます。充電用コンセントはAC200VとAC100Vから選択可能で、コネクタホルダには盗難や不正使用を防ぐためのダイヤルロックが付属しています。

ポールタイプなので好きな場所に設置できるEVコンセントポール
ポールタイプなので好きな場所に設置できるEVコンセントポール

 これらの製品の最大の特徴は、LIXILの他の商材と組み合わせることで、居住空間と調和のとれた充電環境を創出できる点にあります。特にEVコンセントポールは、同社のデザイナーズパーツである枕木材100角と同じサイズに設計されており、並列して使用することが可能です。さらに、コネクタホルダの取り付け位置を変更できるため、住宅の外観や駐車位置に応じたカスタマイズが可能となっています。

コネクタホルダの取り付け位置が変更可能なEVコンセントポール
コネクタホルダの取り付け位置が変更可能なEVコンセントポール

 建材メーカーならではの視点で開発されたこれらの製品は、単なる充電設備としての機能性だけでなく、住宅の外観や生活空間との調和を考慮したデザイン性を兼ね備えています。EVの普及が進む中、自宅での充電環境整備を検討しているオーナーにとっては、新たな選択肢となりそうです。

                                   
■商品価格    
EV充電器  6kW:387,000円 (アルミ色) / 397,000円(木調色)
                  3kW:325,000円 (アルミ色) / 335,000円(木調色)
EVコンセントポール:55,600円(アルミ色/AC200V)/ 71,600円(木調色/AC200V)
※EVコンセントポールに充電ケーブルは付属していません
※表示価格はメーカー希望小売価格(税別)                                                                                                                                                                                                                                                                              

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