イーロン・マスクは、テスラがEVトラック「セミ」を、今後ベルリンにあるテスラの工場「ギガベルリン」でも生産すると発表しました。EVニュースサイト、エレクトレックが伝えています。
マスクは、放火事件で電力供給がストップし、1週間ほど操業を停止していたギガベルリンの再開にあたり、ベルリンに駆けつけました。その際、ドイツメディアに対し「ヨーロッパ向けに、セミをギガベルリンで生産することは理にかなっていると思う」と語っています。
しかし、生産開始のスケジュールについては明言しませんでした。ギガベルリンでは、現在ヨーロッパと中東向けにモデルYを生産していますが、それ以外の車種については未定です。
また、セミは現在ギガネバダ郊外の工場で少量生産されるにとどまっています。2023年1月に、テスラはギガネバダを大規模に拡張し、セミと4680バッテリーセルの生産を増強すると発表していました。しかし工場拡張は遅れ、2024年1月にようやく着工しましたが、セミの生産をいつ開始できるかは明らかになっていません。
テスラは、セミのヨーロッパ市場投入の前に、ギガネバダでの量産を実現しなくてはならないようです。
写真提供元:Tesla, Inc.