テスラは2024年6月25日、納車済みのサイバートラックに対し、2件のリコールを実施すると発表しました。米メディアが一斉に伝えています。
リコールの対象となるのは、ワイパーの不具合に関する1万1688台と、トランク荷台トリムの問題に関する1万1383台です。
まず、ワイパーのリコールは、6月6日までに製造されたすべてのサイバートラックが対象です。ワイパーのモーターコントローラーが過電流により故障する可能性があるため、ワイパーが機能しなくなる危険性があるとのこと。テスラでは、モーターに不具合が確認された場合、ワイパーモーターを交換するとしています。
これとは別に、納車済みの1万1383台のサイバートラックで、トランクの荷台トリムが不適切に取り付けられている可能性があり、緩んで後続車や道路に危険をもたらす可能性があるとしてリコール対象になっています。該当する車両について、テスラは、接着剤と圧着テープで補修するか、欠損したトリムを無償で交換する対応を行うとしています。
このリコールはテスラの株価には影響がなかった模様で、6月25日にテスラ株($TSLA)は前日比で2.61%上昇し、終値187.35ドルで引けています。