ドナルド・トランプ前大統領が、電気自動車(EV)支持へと態度を一転させた理由を明かしました。その背景には、テスラCEOのイーロン・マスク氏からの強い支持があったようです。
2024年8月4日、ジョージア州の集会でトランプ氏は聴衆に向けて「私は電気自動車を支持しています。そうせざるを得ません。なぜなら、ご存じの通り、イーロンが私を強く支持してくれたからです」と語りました。
「選択の余地がないのです」と付け加えたトランプ氏。これまでEV推進に批判的だった姿勢から一転、支持を表明する形となりました。
ただし、トランプ氏はEVへの全面的な移行には慎重な姿勢も示しています。「ガソリン車も欲しいでしょう。ハイブリッド車も欲しいでしょう。あらゆる種類の車が必要なのです」と述べ、EVを自動車産業の「小さな一部分」として位置づけました。
イーロン・マスク氏は先月のトランプ氏暗殺未遂事件以降、公の場で彼への支持を表明しています。しかし、トランプ陣営への寄付に関しては、両者の発言に食い違いが見られます。トランプ陣営は以前、マスク氏から毎月4500万ドルの寄付を受け取ることになったと発言していましたが、マスク氏自身はこの報道を否定しています。
メイン写真:Photo by Library of Congress /Unsplash