BYDは、神奈川県横浜市都筑区にある港北ニュータウン地区に「BYD AUTO 港北ニュータウン」を、2024年10月11日にオープンしました。これは全国で33店舗目、神奈川県内では3店舗目となる正規ディーラー店です。
新店舗は、BYDの日本上陸第一店舗である「BYD AUTO 東名横浜」を2023年2月に開設した株式会社アクセルによる2店舗目として運営されます。
「BYD AUTO 港北ニュータウン」は、神奈川県内でも有数の輸入車販売エリアに位置。横浜市営地下鉄のグリーンラインとブルーラインの2路線が乗り入れるセンター北駅から徒歩約5分の場所にあり、「BYD AUTO 東名横浜」と連携して神奈川での販売・サービス体制を構築します。
港北ニュータウン店の最大の特徴は、BYDの関東初の新築店舗として、専門のサービス工場を併設していることです。BYDの国内発売から1年半が経ち、点検や車検も増えてくるタイミング。これらの設備により、販売からアフターサービスまでをワンストップで提供できる体制が整いました。
ショールームの前にあるサービス工場の横にはデリバリースペース、駐車スペースには50kWの急速充電器1基と200Vの普通充電器が2基設置してあります。
10月11日のオープンに先立って10日に実施されたオープニング・セレモニーでは、BYDオートジャパンの東福寺厚樹代表取締役社長とアクセルの岡本二久代表取締役社長が出席、挨拶とテープカットを行いました。
東福寺社長は、港北ニュータウン店について「BYDオートジャパンは横浜市の神奈川区に本社があるので、横浜・神奈川は地元で本拠地。この地域でBYDというブランドの認知を上げ、多くのお客様に電気自動車の魅力を知ってもらいたいと期待しています。新店舗の周辺には戸建てのお客さまも多いので、存分に電気自動車を使ってもらえる環境だと思います」と述べ、同エリアの重要性を語りました。
2023年世界で302万台の販売を行い、全メーカーのトップ10に入ったBYDは、国内においては、昨年2月の販売開始以降の累計販売台数は約3500台(受注ベース)、2024年の1〜9月で約1600台を販売しています。2024年6月25日に発売され、8月から補助金の登録が開始となったシールは、約530台の販売です。
「BYDが日本に進出して1年半が経ち、シールの発売など含めて2号店を出店しても大丈夫という確信を持てたので、この港北ニュータウン店を作りました」と述べた岡本社長。
アクセルが運営する「BYD AUTO 東名横浜」の累計売り上げは約200台、一店でBYDの国内売上では約6%のシェアを占めています。岡本社長は、新店舗での拡販も踏まえて「全国で20%の売上シェアを目指していきます」と宣言。来年以降には、アクセルの本社がある調布で3店舗目のオープン計画もあると言います。
「BYD AUTO 港北ニュータウン」のスタッフの皆さん。右奥2人目が同店の河村智訓店長
来年末までに100店舗オープンという目標を掲げているBYDは、現在、ショールームと開業準備室を含めると全国で58カ所の店舗網を展開しています。
東福寺社長は、港北ニュータウン店が出店拡大の好例になるとも考えています。「本社にも近く、発展が著しいロケーションを有する港北ニュータウン店は、中国本社からの出張者や、これからBYDを出店してみたいと考えている投資家の方々に見てもらうには、とても良いモデルケースだと思います。そのような形で店舗とコラボレーションをしながら、今後も全国への出店計画を進めていきたいと思います」
BYD AUTO 港北ニュータウン Gallery
Photo by Saya Hayashi