電動革命の波に乗る! EV株投資の秘訣 第24回 by じんべい
こんにちは、じんべいです。
先日行われたテスラの全社員ミーティングで、イーロン・マスクが未来を見据えた驚くべき発言を連発しました。この記事は前編と後編に分けて2回でお届けします。今回は特に、AI、オプティマス、自動運転技術に焦点を当てた言葉をピックアップしてご紹介します。テスラが切り開く革新的な未来を一緒に感じながら、前編をさっそくチェックしてみましょう!
1. オプティマスやAI、それにAIの計算能力を組み合わせることで、すべての人にとっての豊かさの時代を実現させる
先日のテスラ全社員ミーティングで、イーロンが放ったこの言葉は、まるで未来への壮大な予告編のようでした。彼はこう続けました。「我々はオプティマスやAI、そしてその計算能力をフルに活用して、人類がこれまで夢見てきたような豊かさの時代を築こうとしているんだ。2025年はそれを現実にするための重要なステップになるよ。技術の土台を固めて、具体的な形にしていく過程なんだ。そして、次の数年で、それが一気に花開くことになるだろう」
この発言を聞いていると、テスラが単なる自動車メーカーではなく、未来を再定義する存在であることが改めて実感されますね。テスラが開発を進める人型ロボットのオプティマスがAIと結びつき、さらに膨大な計算能力で加速していく様子は、まるでSF映画のワンシーンを現実に引き寄せるようなもの。今はまだ設計図を広げ、パーツを一つ一つ組み立てている段階ですが、イーロンが描くビジョンでは、これが完成したとき、社会全体に革命的な変化をもたらすはずです。
考えてみてください。オプティマスが家庭や職場で活躍し、AIがあらゆるタスクを効率化し、その裏でAIの計算能力が限界を超えて進化していく。すると、時間やリソースが解放され、人々が本当にやりたいことに集中できる豊かさが生まれる。イーロンの言葉を借りれば、これは単なる技術の進歩ではなく、生活そのもののアップグレードです。

もちろん、道のりは簡単ではないでしょう。2025年はまだ土台作りの年であり、試行錯誤や課題も出てくるはず。でも、テスラの歴史を振り返れば、彼らが不可能を可能にしてきた軌跡が見えます。モデル3の生産地獄を乗り越え、ギガファクトリーを次々と立ち上げてきたように、このビジョンもまた、時間と努力で現実のものとなるんじゃないでしょうか。そして、それが花開くとき、イーロンが言うように、数年後にはすべての人にとっての豊かさが、私たちの日常にしっかり根付いているのかもしれませんね。
2. 5年後には自動運転車がどこにでもいるようになるんだ
こちらもイーロンらしい未来を予言するような発言です。テスラが開発を進める自動運転技術に関して、「私はいつも5年後、10年後、20年後の未来がどうなるかを考えているが、5年後には自動運転車がどこにでもいるようになるはずだ。そして、ほとんどの車はテスラの車になるだろう」とイーロンは自信たっぷりに語りました。この一言を聞くだけで、街中をテスラの自動運転車が埋め尽くす光景が目に浮かんでくるようです。
イーロンはさらにこう続けます。「自動運転のテスラがいたるところにいるんだ。そして、5年後にはおそらく世界中で規制の承認が得られると思う。すると、どの大陸でも自律運転のテスラが人々を旅行に連れて行ってくれるだろう」まるで、世界中の道路がテスラのネットワークでつながり、人々が自由に移動できる未来がすぐそこまで来ているかのようですね。イーロンのビジョンは、単に車を売ることではなく、交通そのものを再発明するスケールの話ですね。

そして、驚くべきはすでにその基盤が整いつつあること。「来年には1000万台を超える車両のほぼ全フリートが完全自動運転に対応できるようになる。サイバーキャブがなくても、実はすでに自動運転が可能な巨大なフリートがあるんだ」とイーロンは明かしました。サイバーキャブのような未来的なロボットタクシーがなくても、今あるテスラ車がアップデートで自動運転に対応していく。これは、まるで手元にあるパズルのピースが一気に揃っていくような感覚です。
5年後の世界を想像してみると、朝の通勤も、週末のドライブも、テスラの車が連れて行ってくれる時代が到来するわけですね。渋滞の中でのストレスや駐車場の探し回りから解放され、車内でコーヒーを飲みながら目的地に着く。そんな日常が現実になるなんて、ワクワクしますよね。
確かに、規制や技術の最終調整といった課題は残っています。でも、イーロンが5年後と言い切るその確信は、テスラがこれまで成し遂げてきた実績に裏打ちされている気がしてなりません。来年の1000万台対応がその第一歩なら、5年後には本当にどこにでもいるテスラが、私たちの生活をガラッと変えてくれるのかもしれませんね。
3. これは世界でも最も強力なトレーニングシステムの一つで、5万個以上のGPUが稼働している
イーロンはテスラが巨額投資を続けるAI技術の未来についても野望を語りました。「これは世界でも最も強力なトレーニングシステムの一つで、5万個以上のGPUが稼働している。そして、近いうちに10万個のGPUになる予定だ」とイーロンは言い、この「これ」とはテスラのスーパーコンピューター「Cortex」を指しています。Cortexは、テスラがAI開発を飛躍的に進めるために設計された計算クラスタで、すでに5万個以上のGPUがフル稼働中。そのスケールは、まるで未来の知能を鍛える巨大な実験場を見ているようです。

イーロンはさらに続けます。「そうなれば、おそらく世界のトレーニングセンターの中でトップファイブに入ると思う。今後の数年でAI5やAI6も出てきくる」この発言から、CortexがテスラのAI戦略の中核を担い、次世代のAI5やAI6を生み出す基盤となることがわかりますね。5万個から10万個へとGPUが増強されるプロセスは、まるで宇宙船のエンジンを次々に強化していくようなもの。計算能力が跳ね上がれば、テスラの技術革新も一気に加速するでしょう。
そして、イーロンのこんな言葉も心に残りました。「時々、待ったほうがいいですかって聞かれるけど、私たちはいつも次のバージョンを作っているから、待つ意味はないよ。永遠に待ち続けることになる」ここでイーロンが言及しているのは、テスラの電気自動車の進化のことでもあります。
例えば、モデルSやモデル3のソフトウェアアップデートを見ればわかるように、テスラは常に車両の性能や機能を改良し続けています。待っていれば「完璧なタイミング」が来るかもしれないと思う人もいるかもしれませんが、イーロンに言わせれば、次々と新しいバージョンが登場するからこそ、待つのはナンセンス。EVの自律運転機能やバッテリー性能も、Cortexの力で日々進化しています。
Cortexの存在は、自動運転技術やオプティマスの開発を支えるだけでなく、テスラのEVをさらに進化させる原動力ともなるはずです。世界トップクラスのトレーニングシステムが稼働することで、AIの力は車そのものにも還元され、私たちのドライブ体験を根本から変えていくことになると思います。今は5万個のGPUが動く段階ですが、10万個にスケールアップしたとき、テスラがAIとEVの分野で世界をリードする姿がはっきりと見えてくる気がしますね。
前編のまとめ
AI、オプティマス、自動運転と、イーロンの描く未来はすでに現実味を帯びてきましたが、これで終わりではありません。後編では、オプティマスの具体的な生産計画や、電動VTOLジェット、そしてテスラの究極のビジョンであるマスタープランまで、さらにスケールの大きな話が待っています。次回もイーロンの壮大な夢にワクワクしながら、一緒に未来を覗いてみましょう!

文・じんべい
日本企業でサラリーマンをしながら、 米国株式投資や太陽光発電投資で資産形成し、2023年3月にサイドFIRE。 株式投資では、S&P500を積立投資しながら、 個別株はテスラを中心としたEV銘柄に集中投資を実行中。YouTubeチャンネル『じんべい【テスラとNio】について語るチャンネル』登録者数:約2万8500人。 X(Twitter)フォロワー数:約1万人。平日毎朝、Xにて前日のテスラ株価情報を発信、また毎週末にはYouTubeでテスラ株価ニュースを配信中。

