テスラは、2025年4月11日、米国とメキシコで、サイバートラックの新しいロングレンジRWD(後輪駆動)モデルを発売開始しました。この新モデルは563kmの航続距離を誇り、既存の全輪駆動モデルよりも大幅に軽量化され、効率性を重視した設計となっています。
新しいロングレンジRWDサイバートラックには、既存のAWDモデルと比較していくつかの違いが確認できます。航続距離は563km、牽引能力は3402kg、車両重量は2775kgと、3009kgのAWDタイプより230kgほど軽量化。また、最低地上高はAWDの406 mmと比べてかなり低い243mmとなっており、加速性能は0-100km/hが6.6秒で、最高速度は180km/hとなっています。

RWDモデルには新しい18インチホイールカバーが採用されており、他のサイバートラックシリーズと視覚的に区別されています。AWDモデルに搭載されているアダプティブサスペンションやリアの電動トノカバー、さらにはリアトランクの電源アウトレットも省かれています。


なお、価格は7万ドルからとなっており、これまでもっとも安価なサイバートラックだったNon-Foundation SeriesのAWDモデル(7万9990ドル)よりも1万ドルほど安くなっています。
サイバートラックRWDの納車は、2025年6月に開始予定とされています。このRWDバージョンは、北米でのリリースに先がけて、テスラの中東向けのWebサイトでも販売が告知されていました。
(写真:Tesla, Inc.)