三菱自動車は、日産の次期「リーフ」をベースとした電気自動車のOEM供給を受け、2026年後半に北米市場へ投入することを2025年5月7日に発表しました。このモデルは、三菱自動車が昨年発表した米国での2030年に向けた商品計画に含まれており、今後オーストラリアやその他の市場への展開も検討されています。
一方で、三菱自動車は同社が得意とするPHEV技術を日産に提供する予定で、2026年に日産の北米市場向けモデルとしてOEM供給する計画です。この相互協力により、両社の電動化戦略が一層強化されることになります。
日産自動車は先月、2025年度および2026年度に投入予定の次世代BEV(バッテリー電気自動車)を含む新型車ラインナップを発表しました。その中心となる第3世代「日産リーフ」は、従来のコンパクトハッチバックから大きく進化し、スタイリッシュで広々としたファミリー向けクロスオーバーとして再設計されます。
技術面では、「アリア」でデビューしたモジュラーCMF-EVプラットフォームを採用し、効率的なエネルギー管理と日産の新しい3-in-1 EVパワートレインにより、前世代に比べて航続距離が大幅に向上する見込みです。北米市場では、日産のEVとしては初のNACS充電ポートを搭載し、テスラのスーパーチャージャーネットワークへのアクセスも可能になります。
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