ダイムラートラック社、三菱ふそうトラック・バス、日野自動車、トヨタ自動車の4社は2025年6月11日、三菱ふそうと日野を経営統合するための最終合意を締結したと発表しました。新会社は2026年4月の事業開始を目指し、従業員数4万人以上の商用車メーカーとして発足予定です。
統合は三菱ふそうと日野が対等な立場で実施。新会社は両社を100%子会社とする持株会社として設立され、東京証券取引所プライム市場への上場を目指します。株式はダイムラートラックとトヨタがそれぞれ25%を保有する計画。

新会社の代表には現三菱ふそうCEOのカール・デッペン氏が就任予定で、本社は東京に設置します。新会社名称や協力の詳細は今後数カ月内に発表される見込み。
統合により両社は商用車の開発、調達、生産分野で協力し、事業効率の向上を図ります。新会社の従業員数は持株会社、日野グループ、三菱ふそうの従業員を含めて4万人以上。アジア太平洋地域を中心としたグローバル展開に必要な規模を確保することになります。
新会社はカーボンニュートラルや物流効率化といった商用車業界の課題解決に取り組みます。水素をはじめとしたCASE(コネクティッド、自動化、シェアリング、電動化)技術開発を通じて、持続可能なモビリティ社会の実現を目指す方針です。