中国の電気自動車(EV)大手BYDの日本法人であるBYD Auto Japan株式会社は7月7日、2025年6月の月間登録台数が512台となり、初めて単月で500台を超えたと発表しました。これは前月の416台を上回り、2カ月連続で過去最高を更新したことになります。
その結果、同社が日本で販売を開始した2023年1月から2025年6月末までの累計登録台数は5305台となり、5000台の大台を突破しました。
BYDの2025年上半期(1月~6月)の登録台数は1636台となり、前年同期の980台に対して167%の成長を記録しました。同社は、この急成長を支えているのは、2025年4月に発売した新型「BYDシーライオン7」の投入とパワーバッテリーSoH延長保証プログラムの適用拡大などが奏功したとしています。
同社は、5月には日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた「輸入車ブランド別登録台数ランキング」で初めてトップ10入りを果たしました。
BYD Auto Japanは現在、4モデルの電気自動車を日本国内で販売しています。2023年1月から2025年6月末までの累計登録台数における各モデルの構成比は、最初に発売された「ATTO 3」が40%で最も高く、次いで2023年9月発売の「ドルフィン」が32%、2024年6月発売の「シール」が17%、最新の「シーライオン7」が11%となっています。
同社は創業時に掲げた「2025年末までに全国100拠点のネットワーク作り」を進めており、現在全国に63拠点(正式店舗:42店)を出店しています。今後は販売ネットワークの拡充に加え、プラグインハイブリッド(PHEV)や来年後半に導入予定の軽EVなどの商品ラインアップの充実とアフターサービスの提供を進めるとしています。