トヨタ自動車は、電気自動車(BEV)「bZ4X」を一部改良し、2025年10月9日に発売しました。
航続距離は最大746km(WLTCモード・FWD)となり、従来モデルと比較して約3割延長されました。急速充電時間も向上し、電池容量約10%から約80%まで約28分で充電が可能です。また、バッテリープレコンディショニング機能が搭載されたほか、トヨタ純正「6kW普通充電器」が販売店装着オプションとして設定されています。

走行性能では、eAxleの小型化・形状最適化などにより出力が向上し、0-100km/h加速は5.1秒(Z・4WD、社内測定値)に。このほか、電動パワーステアリングの操作感の向上や、サスペンションやアブソーバー等のチューニング、回生ブレーキの調整などが行われています。

デザイン面では、フロント部分のLEDヘッドランプやクリアランスランプなどが変更されています。ホイールは20インチと18インチのアルミホイールが設定され、外板色には新色として「アティチュードブラックマイカ」などが追加されました。内装では、ディスプレイオーディオが14インチサイズとなったほか、ワイヤレス充電機能が2台分搭載されるなどの変更が行われています。

また、トヨタは新充電サービス「TEEMO(ティーモ)」の申込みを10月9日から開始。CHAdeMO対応車であれば全メーカーのBEV/PHEVが利用可能で、月額基本料金は0円、アプリで充電器の検索・予約・決済が行えます。bZ4X購入者にはTEEMO充電器の充電料金が1年間無料となる特典があります。
新型bZ4X 改良モデルの価格は、消費税込みで480万〜600万円。従来モデルから50万~70万円の値下げとなりました。また、カーシェアリングサービスのKINTOでも、bZ4Xの取り扱いが10月9日から開始されています。