テスラが2026年1月2日に発表した2025年の世界販売台数は、前年比約9%減の163万6129台となりました。2年連続の減少で、競合する中国のBYDに世界販売首位の座を明け渡しました。
テスラの販売台数減少の背景には、競争の激化、EV購入向け米税額控除の終了、イーロン・マスクCEOの政治的発言によるブランドイメージ悪化などが需要に打撃を与えたことが挙げられます。ロイターによるとビジブル・アルファがまとめたアナリスト予想は約165万台でした。
一方、BYDの2025年EV販売台数は27.9%増の226万台となり、テスラを約63万台上回りました。
テスラの第4四半期販売台数は前年同期比15.6%減の41万8227台でした。アナリスト予想は43万4487台だったため、予想を下回る結果となりました。1月2日の米NASDAQ市場で$TSLAは2.6%ほど下落しています。
ロイターによるとモーニングスターのシニアエクイティリサーチアナリスト、セス・ゴールドスタイン氏は「市場はテスラのロボタクシー事業に注目しており、出荷台数が今後数四半期で大きく落ち込まなければ、ロボタクシーに対する市場のセンチメントが株価をけん引し続けるだろう」との見方を示しました。
なお、テスラの2025年第4四半期の生産台数は43万4358台で、通年の生産台数は165万4667台でした。また、エネルギー貯蔵システムの展開は第4四半期に14.2GWh、通年で46.7GWhと、いずれも過去最高を記録しました。

