by EVcafe編集長 駒井尚文 @tesla365days
ラスベガスを後にした私たちは、ロサンゼルス(LA)に移動しました。1月のラスベガスは例年とても寒いのですが、LAは陽光が降り注ぎ、気候も温暖なので生き返った気分に。気温もラスベガスより7〜8度高い。
今回、LAでの主なミッションは、ウェイモのロボタクシーに乗車することと、テスラのFSD最新バージョンの性能チェックです。1年前「13.2.2」だったFSDは、「14.2.2」までアップデートされています。そして、かなり評価も高い。


ウェイモのアプリは、日本でもダウンロード可能です。Googleアカウントに紐づけて、クレジットカードを登録すれば、すぐに配車をリクエストすることが可能です。乗車中に音楽を楽しみたい方は、SpotifyやYouTubeミュージックのアカウントを紐づけておくと便利です。
サービス対象エリアをアプリで確認してみると、空港はまだ対象外。ざっくり、サンタモニカからダウンタウンまでをカバーしている状態。なので、空港からはUberで対象エリアまで(今回はLAXメトロ/トランジット・センター)移動。アプリで配車を依頼します。

5〜6分ほどで、ジャガーIPACEのウェイモ車両がやって来ました。行き先には、今日宿泊するハリウッドエリアのホテルを指定してあります。
アプリで扉を解錠し、トランクを開いてスーツケースを収納し、後部座席に乗り込みます。後部モニターの「START RIDE」をタップすると、車が走り出します。
前日はラスベガスでZooxに乗りましたが、やはりウェイモの方が遙かに気分がアガります。運転席で、透明人間ドライバーが運転している感じがします。やはり、ハンドルがくるくる動かないと自動運転ぽくない。
現在、LAのウェイモはフリーウェイを走れないので、下道だけでホテルに向かいます。タクシーじゃない車でホテルに向かう感じに、少し懐かしさを覚えましたが、それは、Uberに初めて乗った時の記憶と共通だったかも知れません。

運転は極めてスムーズ。何の不安もありません。車線に故障車を牽引するレッカー車が停車していた時、その先で本来右折するところを、何故か左折して一周回るという謎の迂回がありましたが、局面、局面で自ら対応を判断して走っている感じがします。
ホテルまでの所要時間は約1時間ほどあるので、途中からはSpotifyのプレイリストを再生しながらのんびりと過ごします。Uberと違って、ドライバーとの会話も一切しなくていいのが、日本人には喜ばれそう。

気になった点として、1回だけ、片側一車線の道路で、信号で左折すべきところ、周囲がビジーで左折できなかった局面がありました。なんと、ウェイモは一度バックしました! もちろん、後続の車両はなく、何も問題なかったのですが、自動運転車がバックするという経験はけっこうな恐怖です。
1時間後、無事にホテルに到着しましたが、この間、別のウェイモと何度もすれ違っています。完全にLAの町に定着し、人々の欠かせない足になっている事実をヒシヒシと感じます。
ホテルの真ん前ではなく、徒歩1分ほどの通りでライドが終わると、無人になったウェイモはスルスルと走り去って行きました。初のウェイモ体験は何の問題もなく、静かに終了しました。ただし、翌日にちょっと気になる事件が。
別の場所からホテルにウェイモで帰る際、ホテル近くのイン&アウトバーガーの入口にできている、駐車場に駐車したい車と、ドライブスルーに並ぶ車のタブルの車列の後で、どうすべきか悩んじゃって動けなくなったんです。


ズルっと進んでは止まり、ウィンカーを出しては引っ込め、身動きができないウェイモに、後の車がクラクションを浴びせてきます。
列の最後尾に並ぶでもなく、列に半身だけ突っ込んだような体勢で佇んでしまっており、対向車のドライバーは指さして笑っています。これには参りました。
もう埒が明かないと思ったので、シートベルトを外してドアを開いて車を降りました。降車地点ではないポイントでも降りられるということが分かりました。

すると、速攻で「ただ今の乗車体験について、フィードバックをお送りください」というメッセージがアプリに届いたので、起こった出来事についてテキストを送信。滞在中、イン&アウトバーガーで身動きできない問題は再発しました。2度目は配車でホテルにやってくる時に起こったヤツ。
50メートルぐらい先に見えているウェイモが、行列の車たちの横でモジモジしてしまい、指定の場所に到着するまで10分以上かかったというね……。
間もなく、「ロサンゼルス空港(LAX)に乗り入れられるようになる」「フリーウェイ(高速道路)も走れるようになる」という2つの大きなアップデートを控えているLAのウェイモですが、「人気ハンバーガーショップの車列をどうクリアするか問題」の方を最優先で解消していただきたいと思います。
ロサンゼルスオリンピックまで、あと2年ちょっとありますからね。
CES2026訪問記(番外編その2) 「テスラダイナーに行ってみた件。そして、FSDにも意外な問題が発生!」に続く



