テスラが10月10日(現地時間)、ロサンゼルスでロボタクシーを公開する計画であることがわかりました。
テスラは、自動運転タクシー(ロボタクシー)の試作車をカリフォルニア州バーバンクにあるワーナー・ブラザース・ディスカバリー社の映画スタジオで公開する予定です。関係者の話として、ブルームバーグが報じています。
110エーカー(約44.5ヘクタール)の広大な敷地を持つこのスタジオは、「バットマン」シリーズや人気テレビドラマ「フレンズ」など、数々の有名作品の撮影現場となってきました。テスラがこの場所を選んだことで、新製品発表に向けた同社の意気込みがうかがえます。
テスラのイーロン・マスクCEOは近年、自動運転技術(FSD)と人工知能(AI)の開発に注力しています。これは、従来の一般消費者向け電気自動車販売から、より先進的な分野へと軸足を移す戦略の表れと見られています。
同社は、専用に設計されたロボタクシーと一般の自動運転車両を活用する独自の送迎アプリも開発中とされています。10月の発表イベントでは、マスクCEOがこの技術についてより詳細な情報を明かす可能性があります。
当初、このイベントは8月8日に予定されていましたが、マスクCEOによる設計変更の要請やプロトタイプ製作の遅れにより延期となりました。
テスラは2021年12月に本社をテキサス州オースティンに移転しましたが、デザインスタジオはカリフォルニア州ホーソーンに残しています。2016年には、同じくハリウッドのスタジオセットを使って太陽光発電屋根(ソーラールーフ)の製品発表を行っており、今回も同様の華々しい演出が期待されます。
Warner Bros. Studios, Burbank