ポルシェは、ハンブルク・ラールシュテットに同社5拠点目となる「ポルシェ チャージングラウンジ」を開設しました。同施設は、アウトバーン1号線に近接しており、北ドイツ圏内だけでなく、バルト海方面への観光客にとっても利便性の高いロケーションとなっています。これにより、ドイツ国内4拠点、オーストリア1拠点という独自の充電ネットワークの構築が進んでいます。
施設内には、最大400kWの出力を誇るDC急速充電器が4基設置されており、24時間365日利用可能です。最新世代のタイカンであれば、バッテリー残量10%から80%までわずか18分で充電できる性能を実現しています。充電スペースに隣接するラウンジエリアでは、コーヒーや各種ソフトドリンク、軽食を提供。高速Wi-Fi環境も完備されています。
施設へのアクセスには、ポルシェIDが必要。ナンバープレート認証システムにより、事前登録したユーザーは自動で入口が開閉。支払いは、ポルシェ・チャージング・サービスを通じて一括処理される仕組みです。
このモジュラー方式の採用により、ポルシェの出店ペースは加速する見込みです。特に、アルプス越えのルートや地中海沿岸など、プレミアムカー需要の高い観光ルートでの展開が予想されます。
ポルシェの日本国内における充電サービスでは、東京・虎ノ門ヒルズに2025年1月31日、150kWの急速充電ステーションを開設し、急速充電の「ポルシェ ターボチャージングステーション」が11拠点20基となりました。また、国内のポルシェセンター52拠点に56基の急速充電器を設置しているほか、全国のホテル、温泉施設、レストラン、ゴルフ場などのレジャー施設に8kWの普通充電器を132拠点280基設置する「ポルシェ デスティネーションチャージングステーション」を展開しています。