日産自動車は、中長期的な将来成長に向けた資金調達として、総額約8600億円の社債発行条件を決定したと発表しました。
今回の調達は、米ドル建・ユーロ建普通社債(SB)約6600億円と、ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(CB)2000億円で構成されています。償還年限は4年から10年に設定され、日産の中長期計画をサポートする設計となっています。
今回の起債では、日産の再建計画「Re:Nissan」に対する投資家の期待を反映し、募集金額以上の申し込みがあったとのこと。
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調達資金の使途について、普通社債による手取金は一般事業資金として日常の事業運営や主に2025年度の社債償還に充てられます。一方、転換社債による2000億円は、将来の電動化技術やソフトウエア・ディファインド・ビークル(SDV)などの新しい商品・技術の開発資金として2030年までに活用される予定です。

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