韓国の市場調査会社SNEリサーチが2025年12月2日に発表したデータによると、2025年1月から10月までの世界のEVバッテリー搭載量は933.5GWhとなり、前年同期の690.7GWhから35.2%増加しました。
中国のCATLは同期間に355.2GWhのEVバッテリーを設置し、前年同期の260GWhから36.6%増加しました。市場シェアは38.1%で、30%を超える唯一のサプライヤーとして世界首位を維持しています。このシェアは2024年1月から10月の37.6%、2025年1月から9月の36.6%を上回っています。
2位のBYDは1月から10月に157.9GWhを設置し、前年同期の116GWhから36.1%増加しました。市場シェアは16.9%で、2024年同期の16.8%からは上昇したものの、2025年1月から9月の17.9%からは低下しています。
CATLとBYDを合わせた設置量は513.1GWhで、世界全体の55.0%を占めました。
3位は韓国のLGエナジーソリューションで、1月から10月の設置量は86.5GWhとなり、前年同期比12.8%増加。市場シェアは9.3%となっています。
4位以降は中国のCALB、中国のゴーションハイテック、韓国のSKオン、パナソニック、サムスンSDI、中国のイブエナジー、スボルトエナジーと続き、日本のパナソニックは3.8%のシェアとなりました。

