テスラは新型ロードスターのお披露目イベントを、2026年10月15日19時55分(米中部時間)からX上でライブ配信すると発表しました。日本時間では10月16日午前9時55分の開始となります。配信は、テスラ公式Xで独占的に行われる予定です。
このイベントは当初10月1日に予定されていました。予約者向けの招待状ではテキサス州ウェーコでの開催が案内されており、会場は近郊マクレガーにあるスペースXの試験施設とみられています。しかしテスラは9月28日、大雨を理由に開催を10月15日へ延期しました。同社はXで、地元の気象専門家と天候を追ってきたものの、悪天候が予想されたこと、またイベントが屋外でしか開催できないことから日程を変更したと説明しています。
屋外開催にこだわる背景が、スペースXと共同開発する推進システム「コールドガス・スラスター(社内コード「A71」)」です。このスラスターは加速性能を大幅に高めるほか、マスク氏が長年語ってきた「車体を一瞬浮かせる」ことを目指すものと報じられています。


2代目ロードスターは2017年11月、テスラ・セミの発表会でサプライズ公開されました。当時は航続距離620マイル(約1000km)超、最高速度250mph(約400km/h)超をうたい、最初の1000台は「ファウンダーシリーズ」として25万ドルとされていました。しかし2020年の発売予定はその後たびたび延期され、2025年11月の株主総会では、デモを2026年4月1日に行い、生産は2027〜28年になるとの見通しが示されました。その4月の予定も見送られ、今回ようやく実現する形です。

テスラはこの秋、大型イベントを立て続けに開催しています。9月3日にはロボタクシー「サイバーキャブ」のローンチイベントを実施し、人型ロボット「オプティマス」も会場に姿を見せました。続く9月24日にはネバダ州でセミのロールアウトイベントを開き、その締めくくりに新型ロードスターのティザー映像を公開しました。映像からは、2017年の試作車とは異なるフロント全幅のライトバーが確認できます。

ロードスター披露の6日後、10月21日(日本時間22日午前6時30分)には第3四半期の決算説明会が控えています。同四半期の納車台数は約48万6500台、エネルギー貯蔵の導入量は13.7GWhでした。納車台数は前四半期比1.3%増となったものの、前年同期比では2.1%減にとどまっています。
ロードスターは販売台数で業績を左右する車種ではありませんが、ブランドを象徴する「ハローカー(halo car)」です。今回のイベントで、価格や生産時期、スラスターの実用性がどこまで具体的に示されるのか。さらに決算説明会で、マスク氏がロードスターやロボタクシー事業、オプティマスの進捗についてどう語るのか。テスラとその株主にとって注目の1週間になりそうです。

