メルセデス・ベンツは、中国で2024年4月25日から開催される「オートチャイナ2024」とその前日に開催されるワールドプレミアにおいて、新しい電動式のGクラスを世界初公開することを発表しました。
北京と上海を舞台に、隔年開催されてきた中国最大のモーターショーのオートチャイナですが、2024年は北京のニューチャイナ・インターナショナル・エキシビションセンターで、4月25日から5月4日にかけて開催されます。
メルセデス・ベンツは、2021年にドイツで開催されたIAAモビリティ2021で「コンセプトEQG」を発表。このGクラスのEVコンセプトは、その後の各国モーターショーでも同じ名称で展示され、量産モデルもEQGの名称となると目されていました。しかし今回のメルセデス・ベンツのリリースでは、このEVはEQGではなく「G580」として発表されました。これにより、今後は「EQテクノロジーを搭載したG580」と位置づけられることとなります。
現段階では、バッテリー性能や航続距離、その他の仕様などは不明です。しかし、2024年1月にラスベガスで開催されたCESにおいて、メルセデスはラスベガスの大通りを封鎖、カモフラージュを施した4台のメルセデスEQGを使って、その場で360度回転するGターンを披露して話題を呼びました。
オフロードに特化したメルセデスのEQG は、4つの車輪それぞれに駆動モーターを搭載しているため、荒れた地形など片輪しかグリップできていない場所でも走行が可能。 また、ストリートでも見応えたっぷりだったGターンは、道路のないような森の中で、木々の間を90度回転して移動したい時などにも使えます。
メルセデス・ベンツがXへ投稿したCESでのGターン映像
メルセデス・ベンツが「電気時代のために再考されたオフロードのアイコン」と呼ぶG580は、4月24日に北京の798芸術区でのワールドプレミアで世界初公開され、オートチャイナでは、25日の記者会見で来場者にお披露目されます。それぞれの会場では、GターンをはじめとしたG580の最先端技術が披露されることになりそうです。
オートチャイナでは、G580の他にも、アップグレードされたメルセデス・ベンツEQSサルーンも公開。メルセデス・ベンツの新しいラインアップが展示される予定です。
出典:メルセデス・ベンツ