テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、2024年4月28日、中国政府系の経済団体である中国国際貿易促進委員会の招きを受けて、同日午後に北京市に到着。中国の李強(リー・チャン)首相と会談しました。イーロン・マスクは、今回の中国の訪問では、テスラの完全自動運転(FSD)ソフトの中国での展開などについて中国政府高官らと協議するとみられています。
2023年の5月末に中国を訪問した際、イーロン・マスクは上海工場(ギガ上海)に足を運びスタッフと記念撮影をして話題となりました。その訪問では李強首相の経済運営を補佐する丁薛祥副首相との面談が行われたとされていて、それから一年経たない今回の訪中で政権No.2の李強首相との直接面談が実現。面談の席でイーロン・マスクは上海ギガファクトリーを「テスラの最高の業績」と称えて、中国チームの努力と知恵を称賛しました。
イーロン・マスク自身もXヘ「李強首相とお会いできて光栄です。私たちは上海時代からの長い付き合いです」と投稿
1年間で2度目の訪問となった今回、イーロン・マスクは中国のメディアに向け「中国で電気自動車が進歩するのは良いことだ。将来は全ての車が電気自動車になるだろう」とコメント、EVの発展における中国市場の重要性を示しました。