アルファロメオが新たに開発中のコンパクトEV「ジュニア」の高性能モデル「ジュニア ヴェローチェ」が、いよいよ最終開発段階に入りました。
アルファロメオの誇るエンジニアチームが手がける「ジュニア ヴェローチェ」は、100%電気駆動で280馬力(207kW)のパワーと345Nmのトルクを発揮。これは現行のジュリア、ステルヴィオ、トナーレの各ヴェローチェモデルと同等の出力です。
開発を担当したのは、4C、8C、ジュリア&ステルヴィオ クアドリフォリオ、ジュリアGTA、そして現在開発中の33ストラダーレなど、アルファロメオの象徴的モデルを手がけてきたイタリア人エンジニアチーム。
ジュニア ヴェローチェの特徴は、セグメント最高の直接的なステアリング、25mm低められたスポーツサスペンション、素早いコーナリングを可能にする前後のアンチロールバー、380mm以上の前輪ブレーキディスク、雨天時や雪道、そしてスポーティな運転をする際など、あらゆる路面状況で最適なトラクションを提供するトルセンデフ、高性能20インチタイヤなどが挙げられます。
数日後には、イタリア北部のバロッコ・プルービング・グラウンドで報道陣向けの試乗会が予定されています。当日は、バロッコ・プルービング・グラウンド内にある全長20km以上の「ランゲ」サーキットが公開されます。これまでアルファロメオの開発チーム以外には使用が許可されず、非公開だったコースです。
アルファロメオのDNAを受け継ぎながら、EVという新しい市場に適応した「ジュニア ヴェローチェ」。その走りがどんなものになるのか、アルファロメオファンの期待が高まっています。