EV新車情報

シャオミ、1548馬力のモンスターEVセダン「SU7 Ultra」発表。ニュルブルクリンクで中国初の最速記録樹立

 シャオミは、2024年10月29日、同社初となる高性能EVセダン「SU7 Ultra」を北京で発表しました。3モーター構成による最高出力1548PSを実現し、ニュルブルクリンクで4ドアセダンの最速記録を更新。2025年3月の発売に向け、予約受付を開始しています。

 SU7 Ultraは、シャオミが自社開発したV8モーターを2基とV6モーターを1基搭載し、0-100km/h加速1.98秒、最高速度350km/hの性能を達成しています。

 10月28日にはドイツのニュルブルクリンクの北コース、ノルドシュライフェで6分46秒874を記録し、4ドアセダンの最速記録を7年ぶりに更新。中国メーカーとして初めて「ニュルブルクリンク世界最速4ドア」の称号を獲得しました。

SU7 Ultraは、ノルドシュライフェで6分46秒874を記録

 バッテリーシステムには、CATL最新のQilin 2.0を採用。最大放電電力1330kWを実現し、10%から80%までの充電を11分で完了できます。航続距離はCLTC基準で630kmを確保し、冷却システムはニュルブルクリンクでの連続2周走行も可能な性能を備えています。

 ブレーキには430mmのカーボンセラミックディスクを採用し、100km/hからの制動距離30.8mを実現。シャシーは、ニュルブルクリンクでの6週間、3000km以上に及ぶテストで最適化され、デュアルチャンバーエアサスペンションと高性能CDC(連続減衰力制御)を標準装備しています。

 車両寸法は、全長5115mm、全幅1970mm、全高1465mm、ホイールベース3000mm。エアロダイナミクスを最適化し、最大285kgのダウンフォースを生み出すカーボンファイバー製の固定式リアスポイラーを装備しています。内装には、イタリア製Alcantara®マイクロファイバー素材を採用し、スポーツシートやカーボンファイバー製フラットボトムステアリングホイールを装備しています。

 車内では専用のRacetrack Masterアプリを搭載し、中国国内20カ所のサーキットに対応したラップタイム計測が可能。走行モードは、サーキット向けのエンデュランス、クォリファイ、ドリフトモードに加え、日常走行用のビギナー、エコノミー、ウェット、スポーツモードなどを備えています。

 価格は81万4900元(約1750万円)で、予約金1万元(約22万円)での予約受付を開始。納車優先権が付与される予約特典も用意されています。シャオミは量産モデルでも来年、ニュルブルクリンクでのタイムアタックに挑戦する予定です。

メールマガジン登録

EV Cafeでは、EVの世界の最新ニュースをはじめ さまざまなEVライフを豊かにする情報をお届けします。
ご登録いただいた情報は、メールマガジン配信のほか、『EV Cafe』のサービス向上やプロモーション活動などに使い、その他の利用は行いません。

RANKING

DAILY
WEEKLY
MONTHLY
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
PAGE TOP