共和党の大統領候補者として知られ、生物工学企業ロイバントサイエンシーズの創業者でもあるビベック・ラマスワミ氏は2024年11月21日、自身の週刊ポッドキャストを一時休止し、イーロン・マスクとの新番組「DOGEcast」を立ち上げることを発表しました。
38歳のラマスワミ氏は、インド系アメリカ人の実業家で、2024年の共和党大統領予備選に出馬していましたが、今年1月に撤退し、ドナルド・トランプ前大統領の支持を表明していました。
新番組では、両氏が設立した政府効率化部門(Department of Government Efficiency、通称DOGE)による連邦政府の支出削減の取り組みについて、週単位で最新情報を発信していく予定です。
ビベック・ラマスワミ氏は、自身のYouTubeで「DOGEcast」について発表
CBSニュースによると、DOGEは連邦政府の支出から年間5000億ドル(約78兆円)以上の削減を目指しています。具体的には、議会による認可を受けていない支出や、本来の意図とは異なる使われ方をしている予算が主な削減対象となります。
「毎週、新たに発見された無駄な支出について話し合っていく」とラマスワミ氏は述べており、両氏は政府支出の効率化に向けた取り組みを、新番組を通じて定期的に国民に報告していく意向です。
なお、新番組「DOGEcast」の配信開始時期や配信プラットフォームについての詳細は、現時点では明らかにされていません。
メイン画像:イーロン・マスク氏(左)とビベック・ラマスワミ氏(右)