中国スマートフォン大手の小米(Xiaomi シャオミ)のEV部門は、同社2番目となる電気自動車「YU7(ワイユーセブン)」を発表しました。2024年12月9日に中国のSNS「微博(ウェイボー)」上で「シャオミEVファミリーの新メンバー、シャオミYU7を紹介します」と投稿し、2025年6月から7月にかけての発売を予定していると明らかにしました。
中国EV専門メディアCnEVPostによると、このタイミングに合わせ、中国工業情報化部(MIIT)は新車認可申請の最新リストを公開。そこにシャオミYU7が含まれており、主要な仕様が明らかになりました。同車は北京市亦庄(イーチュアン)地区のシャオミEV工場で製造される大型SUVで、全長4999mm、全幅1996mm、全高1600mmというボディサイズを持ち、ホイールベースは3000mmに達します。車両重量は2405kgで、最高速度は253km/hを記録します。
パワートレインは、フロントモーター最高出力220kW、リアモーター最高出力288kWという強力なデュアルモーターシステムを採用。バッテリーはCATL製のリチウムイオン三元系を搭載していますが、その容量については現時点で公表されていません。
シャオミは2024年3月28日に第1弾EVモデル「SU7」を発売し、好調な販売を記録。スタンダード(21万5900人民元=約450万円)、プロ(24万5900人民元=約520万円)、マックス(29万9900人民元=約630万円)の3グレードを展開し、2024年4月からスタンダードとマックス、5月からプロの納車を開始。11月18日時点で納車台数が10万台を突破し、2024年の年間目標を前倒しで達成したことから、新たに2024年の納車目標を13万台に引き上げています。