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ラスベガスのトランプ・ホテル前でサイバートラック爆発テロ。1名死亡7名負傷

 2025年1月1日早朝、米ネバダ州ラスベガスのトランプ・インターナショナル・ホテル前でテスラのサイバートラックが爆発し、1名が死亡、7名が軽傷を負う事故が発生しました。

 米国ニュースメディアのThe Vergeの報道によると、事故は太平洋標準時午前8時40分頃に発生。サイバートラックがホテルのロビー前に到着後、車両から煙が立ち始め、その後大規模な爆発が起きたとのことです。

トランプ・インターナショナル・ホテル前でのサーバートラック爆発の瞬間

 同車両はコロラド州でカーシェアリングサービス「Turo」を通じてレンタルされたものと判明。車内からはガソリン缶や花火用迫撃砲などが発見され、当局は運転手による意図的な爆発の可能性が高いとみて捜査を進めています。

 テスラのイーロン・マスクCEOは自身のSNSに「爆発は車両本体とは無関係で、荷台に積まれていた花火か爆弾によるもの」と説明。また、同日ニューオーリンズで発生したテロ事件※にも言及し「これはテロ行為である可能性が高いと思われます。 このサイバートラックとニューオーリンズの F-150 自爆テロはどちらも Turo からレンタルされたものです。おそらく、何らかの形で関連があるのでしょう」とポストしました。同社は当該車両のデータにリモートアクセスし、車両システムに起因する事故ではないことを確認したとしています。

※2025年1月1日午前3時15分頃、米ルイジアナ州ニューオーリンズの繁華街フレンチクオーターで、車両(フォード F−150)が新年を祝う群衆に突入する事件が発生。15人が死亡し、35人が負傷した。容疑者はテキサス在住の元米軍兵シャムスド・ディン・ジャバーで、警察との銃撃戦で死亡。

イーロン・マスクはニューオーリンズの事件との関連性を指摘

 FBIも捜査に加わり、二次的な爆発装置がないか念のため捜索を行いましたが、マクマヒル保安官は「コミュニティに対する更なる脅威はない」と述べています。なお、車内で死亡した人物が運転手本人かどうかは現時点で特定されていません。

 事故現場では複数の目撃者が爆発音を確認。SNSに投稿された映像には、ホテルロビー前で炎上するサイバートラックの様子が映し出されています。消防隊は4分以内に現場に到着し、約1時間で鎮火したとのことです。

 トランプ・ホテル側は声明で「お客様とスタッフの安全と健康を最優先に考え、対応にあたっている」としています。

 今回、サイバートラックの荷台で爆弾が爆発しましたが、タイヤは破裂したり空気が抜けたりせず、トラックの外装は無傷で、荷台のドアはまだ付いており、1.4mm~1.8mmの鋼鉄外装(通常のトラックの2倍の厚さ)が爆発を封じ込めるのに役立ったとされています。

法執行当局は、容疑者がサイバートラックを使用したために爆発による被害が最小限に抑えられたと主張

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