欧州トヨタが3モデル目となるBEVを発表
2025年2月25日、トヨタの欧州部門は、3月12日にまったく新しい新型電気自動車(BEV)を発表することを公表し、そのティーザーを公開しました。
公開されたシルエット画像と予告映像からは、クーペスタイルのルーフラインが確認できます。また、特徴的なリアライトバーと、「bZ4X」から始まった「プリウス」などと同じトヨタの新しい「ハンマーヘッド」フロントエンドデザインが採用されているようです。
新型EVは、欧州向けEVラインナップではbZ4Xと、最近発売された「アーバンクルーザー」に続く3番目のモデルとなります。トヨタは以前、2026年末までに6種類のEVを投入する計画を発表しており、この新型モデルもその一環となります。
トヨタは中国市場において、2023年の上海国際モーターショーで発表したコンセプトカー「bZスポーツクロスオーバーコンセプト」の量産モデル「bZ3C」を発表していて、今回のティーザーのシルエットはこのbZ3Cを彷彿とさせます。

bZ3Cは、中国市場に向けてトヨタとBYDの合弁会社、BYD TOYOTA EV TECHNOLOGY カンパニー、一汽トヨタ自動車、トヨタ知能電動車研究開発センター(中国)が共同開発したモデル。欧州市場に新たにトヨタが投下するとされる今回のモデルは、一連の世界戦略の流れの中の新モデルという位置づけになる可能性が高いとされています。
トヨタは新型EVについて「洗練されたスタイリッシュなクーペデザインと、優れたドライビングダイナミクス、驚くべきスペース、快適性、多用途性を兼ね備えたこの新型バッテリー電気モデルは、強い感情的魅力を備え、顧客に幅広い選択肢をもたらす製品を生み出すトヨタの伝統にインスピレーションを受けています」と発表しています。このデザイン性と実用性を高次元で融合させたBEVがどのような意欲作になるのか、3月の発表が待たれます。
以下が今回発表されたトヨタ新EVのティーザーです。