マツダは、2027年以降に日本国内で販売するバッテリーEV(以下、BEV)の充電ポートに北米充電規格(North American Charging Standard 以下、NACS)を採用することをテスラ社と合意しました。
今回のNACS採用により、マツダのBEVのオーナーは、テスラが国内で展開する「スーパーチャージャー」(急速充電設備)の利用が可能となる他、アダプターを利用することにより、NACS以外の充電規格も利用できる見通しです。
これはマツダの電動化戦略の一環であり、同社はグローバル市場で積極的に電動車ラインナップを拡充しています。中国市場では新型電動クロスオーバーSUV「MAZDA EZ-60」を上海モーターショーで公開し、2025年中の発売を予定。また欧州市場では新型BEV「MAZDA6e」を今夏に発売する予定です。
国内市場においては、2023年にはマツダ独自のロータリーエンジンを発電機として使用する新しい電動車「MAZDA MX-30 Rotary-EV」の販売を開始しており、多様な電動化技術を展開しています。
なお、テスラ車充電の標準仕様であるNACS方式を、日本で採用すると発表したメーカーは、ソニー・ホンダモビリティに次いで2社目となります。


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