テスラのイーロン・マスクCEOは2025年6月27日、同社が製造したモデルYの車両が世界で初めて完全自動運転により顧客に納車されたことを発表しました。この納車は、当初予定していた6月28日より1日早く実現されました。
First time that a car has delivered itself to its owner! https://t.co/xgZBRDaMiX
— Elon Musk (@elonmusk) June 28, 2025
今回の納車では、テキサス州のギガファクトリーで生産された車両が、人間の運転手や遠隔操作なしに顧客のもとへ自動運転で到着しました。マスク氏は「車内に人は一切乗っておらず、どの時点でも遠隔操作者による制御はありませんでした。完全に自律的な運転でした」と強調しています。
There were no people in the car at all and no remote operators in control at any point. FULLY autonomous!
— Elon Musk (@elonmusk) June 27, 2025
To the best of our knowledge, this is the first fully autonomous drive with no people in the car or remotely operating the car on a public highway.
テスラのAI・オートパイロット責任者であるアショク・エルスワミー氏によると、車両は最高時速72マイル(約116キロメートル)で走行しました。マスク氏は「我々の知る限り、これは公道において人間が車内にいることも遠隔操作することもなく行われた初の完全自動運転です」と述べました。

以下が世界初の自動運転車配送の動画です。テキサス州ギガファクトリーから約30分離れた新オーナーの自宅までへの完全自動運転。モデルYは、駐車場、高速道路、街中を横断して、新オーナーの元へ到着しました。
World's first autonomous delivery of a car!
— Tesla (@Tesla) June 28, 2025
This Tesla drove itself from Gigafactory Texas to its new owner's home ~30min away — crossing parking lots, highways & the city to reach its new owner pic.twitter.com/WFSIaEU6Oq
テスラは6月22日から、オースティンでロボタクシーサービスも開始しています。現在のサービスでは安全確保のため助手席に安全監視員が同乗していますが、今回の納車では完全無人での運転が実現されました。
