テスラは、2025年の充電利用状況を振り返る「充電パスポート」を公開しました。このサービスは、テスラアプリ上でテスラユーザーが年間を通じてスーパーチャージャー(SC)をどれだけ利用したかを可視化するもので、訪問したSC地図や、訪問実績によるスペシャルバッジが表示されます。
充電パスポートでは、訪問したスーパーチャージャーの合計数、充電セッションの合計数、充電中の合計走行距離、最も充電が多かった日、最長のドライブ、などの複数の項目で充電実績を確認できます。
「最長のドライブ」では、2025年に走行した最も長い単一トリップの記録が表示されます。これは72時間以内に利用した連続するSCの記録から推定されるもので、100マイル(約160km)以上のトリップがある場合に表示されます。これは、テスラは車両の位置データを追跡していないため、実際のルートではなく推定値としています。
「お気に入り」では、最も多く訪問したSCを最大3カ所表示します。表示されるには同じ施設を3回以上利用している必要があります。
「ガソリン節約額」は、同等の内燃機関車でガソリンを使用した場合との費用差を示し、大幅な節約を達成したユーザーには「サステナブルセーバー」バッジが付与されます。
特定の充電施設には「アイコニックチャージャー」バッジが設定されています。米国のテスラダイナーのような旗艦施設、各国初のSC、ヨセミテ国立公園近くの充電施設などが対象で、日本からは、国内初のV4スーパーチャージャーで、日本国内600基目となった静岡県の遠州森町SCが選ばれています。2025年中にこれらを利用したユーザーは対応するバッジを獲得できます。


2026年1月には、特典プログラムも実施予定。特に優れた利用実績を持つ9名のユーザーに、車両を所有している限り無料でSCを利用できる特典が授与されます。受賞者は3つのカテゴリーから各3名。対象となるのは、2025年の総充電エネルギー量が最も多いユーザー、訪問したSC施設数が最も多いユーザー、訪問した施設間の直線距離が最も長いユーザーです。
応募には2026年1月1日までにテスラアプリで充電パスポートを開く必要があります。同点の場合は総充電エネルギー量が多いユーザーが優先され、既に無料充電特典を持つユーザーは対象外となります。受賞者には電子メールで通知され、2026年3月1日までに特典が付与される予定となっています。



