BMWは2026年3月18日、次世代EVプラットフォーム「ノイエ・クラッセ」を採用した第2弾モデル、新型「BMW i3」を発表しました。BMWの象徴的なモデルである3シリーズの系譜を継ぐフル電動セダンとして開発され、2026年8月からドイツ・ミュンヘンの本拠工場で生産が開始される予定です。
新型i3の初期ラインナップとして登場する「i3 50 xDrive」は、前後の車軸に電動モーターを搭載した四輪駆動モデル。システム全体の最高出力は345kW(469hp)、最大トルクは645Nmに達します。第6世代のBMW eDriveテクノロジーを導入しており、800Vの高電圧システムと新開発の円筒形バッテリーセルを採用したセル・トゥ・パック設計により、エネルギー密度を大幅に向上させています。

航続距離はWLTPサイクルで最大900km(暫定値)に達し、充電性能も大幅に強化されました。最大400kWのDC急速充電に対応し、わずか10分間の充電で最大400km走行分のエネルギーを補給することが可能です。また、双方向充電機能も備えており、車両から電化製品へ給電するV2Lに加え、住宅や電力網へ電力を供給するV2H、V2Gにも対応しています(一部オプション設定)。

車両制御の核となるのは、従来システムの10倍の処理速度を持つ高性能コンピューター「ハート・オブ・ジョイ」です。これを含む計4つのハイパフォーマンス・コンピューターが新しいソフトウェア・アーキテクチャの中枢を担い、走行性能や運転支援システムを統合管理します。
エクステリアは、BMWの伝統的なセダンのプロポーションを維持しつつ、長いホイールベースと短いオーバーハングを特徴とする「2.5ボックスデザイン」を採用しました。フロントマスクでは、キドニーグリルとヘッドライトが一体化した新しいライトシグネチャーを導入しています。インテリアでは、フロントウィンドウの横幅いっぱいに情報を表示する「BMW パノラミック iDrive」が採用、新しいユーザーインターフェースを提供しています。


BMWによると、生産拠点となるミュンヘン工場は、過去4年間にわたり新型i3の製造に向けて大規模な近代化改修が行われてきました。2026年8月の生産開始後、最初の車両は同年秋からデリバリーされる計画です。また、生産開始から1年後には、同工場の全ラインナップがノイエ・クラッセをベースとしたフル電動車に切り替わる予定となっています。
BMW i3 50 xDrive Gallery



















