スウェーデンの高級電気自動車ブランド、ポールスターが、英国のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで「ポールスター・コンセプトBST」を世界初公開し、自動車ファンの注目を集めています。
このポールスター6をベースとしたコンセプトカーは、レーシングカー風のグラフィックが存在感を放つ同社の意欲作。モータースポーツからインスピレーションを得たシルバーのボディカラーに、筋肉質なフレアアーチ、ワイドトラック、22インチ鍛造アルミホイールを特徴として、空力性能を追求したユニークなベント付きボンネットや、リアウイングが目を惹きます。
ポールスターのCEO、トーマス・インゲンラートは、「ポールスター・コンセプトBSTは、我々のパフォーマンスブランドをどこまで極められるかを示したものです」とコメント。このコンセプトカーが、将来のポールスター車のデザインや性能に与える影響に期待が高まっています。
ポールスターは、電気自動車ブランドとして2019年に発売された電動ファストバック「ポールスター2」を皮切りに、2022年後半にはSUV「ポールスター3」、2023年から2024年にかけてはSUVクーペ「ポールスター4」を段階的に市場投入。さらに、4ドアGT「ポールスター5」とロードスター「ポールスター6」の発売も控えています。
グッドウッド・フェスティバルでは、これらの量産モデルやコンセプトカーが一堂に会し、ファーストグランスパドックでは「ポールスター6 コンセプト」がヒルクライムコースを走行しました。
ポールスターは2026年までに5台のパフォーマンスEVのラインナップ完成を目指しており、「ポールスター・コンセプトBST」はその計画の一端を示すものといえるでしょう。
現在、ポールスターの車両は北米、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の27の市場でオンライン販売されています。
ポールスター6 ・コンセプトBST Gallery