トヨタ自動車は2025年1月10日、ベルギー・ブリュッセルで開幕したブリュッセルモーターショー2025において、新型EV「アーバンクルーザー」を世界初公開しました。
同車は、トヨタのEVラインナップを強化する新型コンパクトSUVで、欧州市場において2025年夏よりデリバリーが開始される予定です。
アーバンクルーザーは「アーバンテック」をデザインコンセプトに掲げ、新世代トヨタモデルの特徴である「ハンマーヘッド」フロントフェイスと細身のヘッドライトを採用。力強いリアクォーターとラップアラウンド式のリアライトバーにより、SUVらしい安定感のある佇まいを表現しています。
TOYOTA URBAN CRUISER
パワートレインは、コスト効率に優れたリン酸鉄リチウムバッテリー(LFP)を採用。49kWhと61kWhの2種類のバッテリーパックが用意され、前輪駆動(FWD)モデルと全輪駆動(AWD)モデルをラインナップします。最高出力は、49kWhバッテリー搭載のFWDモデルが144馬力、61kWhバッテリー搭載のFWDモデルが174馬力、AWDモデルが184馬力となります。
室内は2700mmのロングホイールベースを活かし、スライド機構付きのリアシートにより、Dセグメントモデル並みの後席足元スペースを確保。12種類のアンビエント照明や10.25インチのデジタルメーター、10.1インチのマルチメディアディスプレイなど、先進的な装備も充実しています。
安全装備面では、衝突回避システムやアダプティブクルーズコントロール、車線逸脱警報/車線維持支援システムなどを標準装備。AWDモデルには、滑りやすい路面での走行をサポートする各種制御モードも搭載されています。
なお、各市場での先行予約受付は既に開始されていて、最初の納車は2025年夏頃より順次実施される予定です。