テスラは、2026年9月24日に新型セミ(Semi)の工場の開設を祝う招待制イベント「Tesla Semi Rollout」を実施するようです。テスラ系インフルエンサーSawyerMerrit氏が8月25日のXへのポストで、テスラからの招待メールを受け取ったことを明らかにしました。ポストによれば、参加者は工場見学に加え、セミの試乗も体験できるとのことです。
このイベントの舞台となるのは、米ネバダ州スパークスにあるギガファクトリー・ネバダに隣接する形で建設された、延べ床面積170万平方フィート(約15万7900平米)の新型セミ専用工場です。
テスラ初の大型EVトラックであるセミは、長らく生産の遅れが続いていました。しかし2026年4月29日、テスラはX上で新工場における量産開始を正式発表しました。工場はスパークスの「エレクトリック・アベニュー」に位置し、2016年にイーロン・マスク氏が発表した「マスタープラン・パート2」に端を発する構想の集大成ともいえる施設です。

工場内部では高さを生かした垂直型の製造レイアウトを採用し、世界最大級ともいわれる天井走行式の搬送システムでサブアセンブリーを空中移動させる仕組みが特徴です。また象徴的な工程として、パンケーキ型のバッテリーパックを使う乗用車とは異なり、セミでは立方体型のバッテリーパック3個をフレームに組み込む「バッテリー・マリッジ」と呼ばれる作業が行われています。
同工場は年間5万台の生産を目標としており、テスラにとって、バッテリーセル製造拠点と車両組立拠点を同一敷地内に統合した点が大きな強みとなっています。
生産体制の強化を裏付けるように、大型受注のニュースも相次いでいます。スウェーデンの物流テック企業Einride社は、北米での電動フリート展開に向けてセミ500台を発注しました。この発注は2026年8月18日に発表され、テスラのセミ関連では過去最大規模となっています。

さらにテスラは海外展開にも動き出しています。同社は9月15〜20日にドイツ・ハノーバーで開催される商用車展示会「IAAトランスポーテーション」で、欧州向けセミの仕様と発売に関する詳細を発表する予定です。
(EVcafe編集部)

