無印良品を扱う良品計画の自動運転モビリティ「GACHA」が、日本の都市交通事情に合わせてリニューアルしました。
GACHAは、5年前に全天候型自動運転シャトルバスとしてフィンランドのヘルシンキで実車運用され話題を呼びました。
今回のリニューアルは、自動運転モビリティGACHAが、少子化や高齢化が進む地域での公共交通機関減少などの課題解決策のひとつとして、地域貢献を目標としていることを踏まえています。それらを前提に2022年5月に実施された千葉市花見川団地での実証実験の結果をもとに、従来のGACHAでは走行が難しかった道幅や商店街などの歩行領域でも走行することができるよう、以前の車両サイズから車幅を約半分とした小型化の車両が採用されました。
今後良品計画は、国内での実用化に向けて更なる実証事業を行う予定で、その一環として北海道札幌市で開催される「札幌国際芸術祭2024」において、2月4日から11日までさっぽろ雪まつり大通2丁目会場にGACHAが展示され、走行デモが実施されます。国内の雪国において、全天候型自動運転を掲げるGACHAがどのように活躍できるかが楽しみです。
【GACHAの車両概要】
全長3135mm × 全幅1306mm × 全高1830mm
乗車定員4名
走行速度0~19km/h
駆動方式DCモーター自動運転方式電磁誘導