2024年2月20日のデイリー・メールの報道によると、テスラのCEOのイーロン・マスクは「言論の自由の熱心な支持者」として、ノルウェーの議員によってノーベル平和賞にノミネートされました。
ノルウェーの自由主義進歩党の国会議員、マリウス・ニルセンは、「ますます二極化が進む世界」において「対話、言論の自由、そして自分の意見を表明できる可能性を断固として擁護している」ことを理由に、X(旧Twitter)オーナーでテスラCEOのイーロン・マスクをノーベル平和賞に推薦したと述べました。
ニルセンは、イーロン・マスクが運営する衛星インターネット、スターリンクにおける活動を評価し、戦争が激化するウクライナで、レジスタンス戦士が「通信し、調整し、ロシアからの攻撃に耐える」ためにそれを使用していることを候補の理由として挙げました。
「マスク氏が設立、所有、運営してきた多数のテクノロジー企業は、社会をより良くし、地球と宇宙の両方についての知識を増やすことや世界中で通信と接続を可能にすることを目的としており、世界をよりつながりのある安全な場所にすることに貢献してきた」とマリウス・ニルセンは、イーロン・マスクの功績について述べています。
ノルウェーのノーベル委員会は毎年数百件の候補者の中から受賞者を決定し、学術関係者だけでなく政府関係者からも推薦を受け付けています。この推薦プロセスは 3 月まで続き、10 月に受賞者が発表されます。2023年には、イランの女性人権活動家ナルゲス・モハンマディが受賞しました。
このノミネートにより、イーロン・マスクは、ノーベル平和賞を争う著名な活動家の一人となりました。
過去にノーベル平和賞には、英国の環境活動家デビッド・アッテンボロー、オーストラリアの活動家ジュリアン・アサンジ、ローマ法王フランシスコ、アントニオ・グテーレス国連事務総長、パレスチナ人ジャーナリストのハインド・クーダリー、NATO事務総長のイェンス・ストルテンベルグ、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領、元米国大統領のドナルド・トランプらがノミネートされています。
メイン写真:Apu Gomes by Getty Images