BMW(ビー・エム・ダブリュー)は、プレミアム・コンパクトSUV「MINIカントリーマン」のラインアップに、電気自動車(BEV)の「MINIカントリーマンE」および「MINIカントリーマンSE ALL4」を追加し、全国のMINI正規ディーラーにおいて、2024年3月1日より販売を開始しました。
BMWグループは2021年に「2030年初頭までにすべてのMINIのモデルをEV化する」と発表。2025年に発売する新モデルが内燃機関を搭載した最後のMINIとなる予定で、現在、すべてのモデルにEV仕様の設定を進めています。BEVのMINIカントリーマン国内販売スタートとなった2024年3月1日には、プレミアム・スモール・コンパクト・セグメントの「MINIクーパー3ドア」新型モデルの発売も開始。その中には、日本における初めてのMINI量産モデル電気自動車となる「MINIクーパーE3ドア」と「MINIクーパーSE3ドア」がラインアップされました。
MINIカントリーマンは、日本においてはMINIクロスオーバーの呼称により、2011年にMINIの4番目のモデルとして、MINIで初めてのプレミアム・コンパ クトSUV として誕生。それ以降、多くのMINIファンに親しまれ、2017年には二代目が発売されました。
今後、全てのラインアップが新世代モデルとして刷新される予定のMINI。その第一弾新型モデルとして、2023年11月にガソリンとディーゼル車が先行して発表された三代目の新型MINIカントリーマンは、従来のMINIクロスオーバーから、斬新なデザインと機能を備えて生まれ変わり話題を呼びました。そして今回、その三代目のBEV仕様発売となったのです。
新型MINIカントリーマンの電気自動車は、MINIカントリーマンEおよびMINIカントリーマンSE ALL4の両モデルとも、232.0Ah/66.45kWh のエネルギー容量を持つ強力なバッテリーを搭載しています。
MINIカントリーマンEは、最高出力204PS、最大トルク250Nm の電気モーターによる前輪駆動車。MINIカントリーマンSE ALL4は、最高出力190PS、最大トルク247Nmの電気モーターを前輪と後輪に持つ4 輪駆動モデルで、システム・トータルでの最高出力は225kW、最大トルクは 494Nm 、0-100km/h を5.6 秒で駆けぬけます。航続距離は、MINIカントリーマンEは462km、MINIカントリーマンSE ALL4は433kmとなっています。
機能面では、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能をはじめとした先進の安全機能やアシスト機能や、車両に蓄えられている電力を外部に給電することが可能な外部給電機能が装備されている、最新型の電気自動車でもあります。
新型MINIカントリーマンを含め、今後発表される全てのMINI は、MINI正規ディーラーでの注文受付に加え、MINIウェブサイトを通じて、 365日24時間プレオーダーが可能。「MINIカントリーマンE」と「MINIカントリーマンSE ALL4」納車は、2024年第二四半期以降が予定されています。
MINIカントリーマンE
全長4445mm、全幅1845mm、全高1640mm、ホイールベース2690mm、最高出力150kW、最大トルク250Nm、リチウム・イオン・バッテリー容量232.0Ah/66.45kWh、一充電走行距離462km*
価格:MINIカントリーマンE:593万円
MINIカントリーマンSE ALL4
全長4445mm、全幅1845mm、全高1640mm、ホイールベース2690mm、システム・トータル最高出力225kW、システム・トータル最大トルク494Nm、リチウム・イオン・バッテリー容量232.0Ah/66.45kWh、一充電走行距離433km*
価格:MINIカントリーマンSE ALL4:662万円
* 航続距離を含めた諸元値は、全てヨーロッパ仕様車を使用したヨーロッパにおける認可数値
・右ハンドル仕様
MINI Countryman Gallery